Assessment 1 胸部の動きに関する基礎理解
ここでは、全身の運動連鎖、相互関係のある部位、プライマリー・ドライバーの発見、評価テクニック向上のための意味のある課題の使用、そして評価テストなど、「胸部リングアプローチ」の基礎を学びます。
胸部はしばしば過小評価されますが、力の伝達、呼吸、神経機能に重要な領域であり、身体に発生している様々な症状に大きく関与しています。この領域の最適な機能のためには、全身の最適な機能が必要となります。
今回は、カナダの理学療法士リンダ・ジョイ・リー(LJ)が、全身の機能とパフォーマンスに焦点を当て、「統合システムモデル」を用いて胸部リングが複数の部位にどう影響を与えているかを解説します。
また、特異的な徒手的評価を組み込んだ「胸部リングアプローチ」によって、身体全体の評価を行い、胸部の治療をいつやるのか、胸部がプライマリー・ドライバーなのかを見極め、治療計画を構築します。
■解説:Linda-Joy (LJ) Lee:リンダ・ジョイ・リー(PhD, BSc, BSc(PT), FCAMPT, CGIMS, MCPA, MAPA.)
■監修:石井美和子 (Physiolink代表、理学療法士)
医療
ここでは、全身の運動連鎖、相互関係のある部位、プライマリー・ドライバーの発見、評価テクニック向上のための意味のある課題の使用、そして評価テストなど、「胸部リングアプローチ」の基礎を学びます。
ここでは、スクリーニング課題の分析を行い、最適でない動きの兆候と力の伝達不良が生じる部位を特定します。検査を行うためには、患者の「意味のある課題」に、最も関連のあるタスクを選択する必要があります。
ここでは、評価によってプライマリー・ドライバーを特定した後に、リング・ベクトル分析によって障害を特定し、最適な治療テクニックを決定します。ここでは、統合システムモデルによる治療原則とそのテクニックを解説します。