【縮約版】とは
教科書の最初の2Part分を短く一つにまとめて使うというものです。内容を縮約することで、授業時間を有効に使うことができるようになります。
☆縮約版を取り入れ、定着活動を行う時間を作り出す授業モデルを映像で紹介!
今回は青森県立三本木高等学校で実践されている、「三本木メソッド」をご紹介します。この「三本木メソッド」は、アルク選書で紹介された『高校英語授業を変える3つのモデル』のうちの一つで、【縮約版を利用した2度読み】というものがベースラインになっています。
そしてまとめたものを次の時間でも使うというものが大きな特徴であり、三本木メソッドではさらに先生方の工夫で2Partではなく、1Lessonを凝縮してまとめたものを採用したり、回数も2度に限定せず・・・といったアレンジが進んだりしています。
☆訳読Onlyから脱却し、英語の運用力を高める授業とは!?
今までの高校英語授業では、訳読Only・・・つまり内容理解にあてる時間がほとんどで、運用力の向上のための時間はほぼ無い状況でした。
しかし三本木メソッドは、全部は扱わないけど繰り返す…そのような歩留まりの良さを狙った授業形態の見本であり、そこで生まれた余剰時間を運用力向上のための活動として音読やRetelling、さらには発展的な活動などに充てています。
これからの高校英語授業のありかたを考えていくためにも、今回紹介する「三本木メソッド」をぜひ参考になさってください!!
■監修:金谷 憲(東京学芸大学名誉教授)
■解説:大田 悦子(東洋大学准教授)/坂岡 優子(青森県立三本木高等学校 外国語科主任)