視覚機能の問題は、学習や運動、日常生活の様々な場面で困難を抱える原因となります。しかし、視覚機能の問題は気づかれにくいため、子どもは一生懸命がんばっているのに、「努力がたりない」、「もっとがんばりなさい」といった指導をされることがあります。
この時に、支援者や保護者に視覚機能の知見があれば、子どもたちの色々なサインから視覚機能の弱さに気づき、個別の配慮につなげることができるのです。
ここでは、子どもたちの抱える困難の背景を読み取るために、眼球運動の問題によってどのような困り感がみられるのか、どのようにして観察するのかを解説します。
■はじめに
■学校で見られるサイン