手や足、腰などが「痛い」と言って保健室にくる子どもたち。スポーツでケガをした子もいれば、慢性的なスポーツ障害の痛みを訴えている場合もあると思います。
ただ、スポーツによって起こる外傷・障害といっても、症状や痛みのレベルはいろいろです。またその症状を起こしている原因も、多岐にわたります。保健室での応急手当の方法に迷ったり、受診を勧めるかどうか悩まれることがあるかもしれません。
今回は、整形外科医のスペシャリストでいらっしゃる田崎先生の解説です。実際の例をあげながら、どんな疾患が考えられるか、どんな手当てが必要か、受診を勧める基準は? などの具体的な対応を解説いただきます。
■講師:田崎 篤(聖路加国際病院 整形外科医 副リハビリテーションセンター長)