低年齢化も進む摂食障害ですが、やせ願望によって発症するケースは約7割、残りの約3割はやせ願望のないケースだと言われます。
「やせたい」という気持ちの強さだけでなく、さまざまな原因が積み重なって発症する摂食障害。本人に自覚がなく、「自分は病気ではない」と思いこむために受診が遅れることも多いです。
放置すれば重度の健康障害が生じる「危険なやせ」は、早期に発見し、改善や治療につなげることが重要です。そのために見逃してはいけない「子どもの特徴」を、小児神経専門医として多くの摂食障害の子どもを診察されている鈴木先生に伺います。
また「放っておけない」と感じる、やせの子どもや保護者に養護教諭ができる『身体面へのアプローチ』『精神面へのアプローチ』についてもアドバイスいただきます。
■講師:鈴木 雄一(福島県立医科大学附属病院小児科 講師)