学校で事故・事件が起こったとき~学校の対応は? 養護教諭は?~
いじめ、アナフィラキシー、部活や行事中の事故、SNSによる誹謗中傷など、学校ではさまざまな事故や事件の発生があります。
万が一とはいえ、中には自殺や死亡事故、刑事事件など予想を超えた事態に発展する事例もみられます。重大な事故・事件は不意に起こり、情報収集の困難、予想もしない事態の展開、状況のコントロール不可、あるいはマスコミからの詮索などの危機状況をまねきかねません。
そのような子どもたちの危機に遭遇したとき、適切な対応をとれるかどうかは、普段から危機管理意識をもっていることが重要になります。
これまで学校での事故・事件について研究をされてきた阪根先生には、いくつかの事例から、問題発生直後の判断に基づく校内連携(クライシス・コミュニケーション)を中心に、子どもたちを守り、保護者の信頼を損なわないための適切な対応についてお話しいただきます。また、事故・事件を未然に防ぐために必要な「危機管理マニュアル」づくりや、情報収集、校内研修についてのお話も伺っていきたいと思います。
■講師:阪根 健二(鳴門教育大学大学院学校教育研究科 特命教授(名誉教授))