近年スポーツ界において、その重要性が認知されている「コーディネーション・トレーニング」。このトレーニングは競技力の向上のために必要なバランス感覚やリズム感、識別・変換・調整能力など、神経系の能力を養える様々な要素があります。今回は三重高校ソフトテニス部で実際に行われているコーディネーション・トレーニングの数々を紹介していますが、できる限り早い年代で取り入れることでより効果があがると考えられます。是非日々の練習にお役立て下さい。そして、本シリーズの目玉でもある、新ルール対策としての前衛・後衛の練習法を紹介しています。ソフトテニスのルールが10年ぶりに大幅改正となり、2004年4月1日より施行されましたが、新ルールの大きなポイントに「サービス時のポジション制約の廃止」が挙げられます。ルール改正に伴い、「後衛サービス側の前衛のポジションは?」「後衛のファーストレシーブとセカンドレシーブコースの違いは?」など、様々な攻撃パターンや試合展開が考えられます。神崎監督は新ルールに変わることで「3球目から5球目に勝負が決まるケースが多くなる」そして、「サービス側の後衛が3球目に広く走らなければならないことが多くなった」という点を指摘していますが、この他にも新ルール攻略のカギを握る様々なキーワードが、このシリーズに秘められています!
■指導・解説:神崎 公宏 (三重高等学校男子ソフトテニス部監督)