いかに優秀な投手でも、1試合のなかで何度かはピンチを迎えます。このとき、守備陣がもたついて失点を許すようでは接戦(+トーナメント)を勝ち上がることはできません。送球、捕球の基礎をしっかりと身につけ、どんなピンチにも動じない連携プレーをこなすことが、勝利への近道となります。そこで、今回は「守備」をテーマに様々な練習法を紹介します。指導・監修は、守備に強いこだわりを持つ、京都西山高校の吉田監督。日本一と謳われたキャッチボールメニューや、徹底的に行われるゴロキャッチなど、これまでの長いキャリアのなかで培ってきたものを見せてくれました。限られた環境や練習時間のなかでも、確実に結果を出す方法がここにあります。中学・高校の指導者のバイブル的な作品です。
守備の基礎となる「キャッチボール」と「ゴロ捕球」を軸に解説します。女子選手が陥りやすい欠点などを紹介しながら、様々なドリルを紹介していきます。
■イントロダクション