緻密な作戦が敷かれる現代サッカーにおいても、「ボールを奪った・奪われた」シーンでは、どうしても大きな隙が生まれます。ここをチャンスにするか、ピンチにしてしまうかで、試合の結果にも大きな影響が出てきます。そこで本作では、そのカギとなる場面を切り取り、『攻守の切り替え』をテーマとしたコーチングを紹介します。指導・解説は四日市中央工業の樋口士郎監督。選手としても選手権準優勝、指導者としても2011年度に準優勝を果たすなど、伝統校「四中工」のすべてを知る同氏。自身の豊富な経験を反映した指導法を惜しげもなく披露してくれました。ボールを奪われたら“3秒”以内にプレスをかけ、奪ったらなるべく“シンプル”に展開していく。そしていずれの場合も“球際”を大切にするという約束のもと、それぞれの練習が行われていきます。「攻守の切り替え」は各年代において、とても重要なファクターとなります。この動画を参考に、それぞれのレベルに合わせたトレーニングを行ってみてください。
「ボールを奪われたら3秒以内にプレスをかける」というルールを設け、迅速な“攻から守”をトレーニングします。この意識を高めることで、相手の攻撃の芽を摘み取り、意図的にボールを奪う守備を構築します。またアップでは、もうひとつのテーマ「球際」の強化も取り入れています。
■イントロダクション