ハンドボールで一番難しいのが、6対6のセットオフェンス。
感覚で「なんとなく」わかっていても、順序立てて説明できる指導者はなかなかいません。
1対1や2対2をどのように6対6につなげていくのか。同じ「きっかけ」の動きからスタートして、どのように発展させていけばいいのか。指導者だけでなく、選手たちも疑問を抱いている部分です。
この動画では、日本代表監督を務めたこともあるトヨタ車体の酒巻清治監督が、セットオフェンスの組み立て方を詳しく説明しています。
組み立て方を理解すれば、100個以上のフォーメーションを暗記する必要はありません。ひとつの「きっかけ」の動きからアイデアを膨らませて、相手の出方に応じて変えていけばいいのです。あとは状況判断や位置取りさえ間違えなければ、エンドレスに攻め続けることも可能です。
セットオフェンスを「考える力」は、今の日本人に一番欠けているところです。しかし考え方がわかれば、劇的に変化できる部分でもあります。世界のトップチームが使っている動きなども盛り込んでいます。世界で通用する考え方を知りたい方は、是非ともこの動画をご覧ください。
まずセットオフェンスを成立させるために必要な1対1のスキルから始めて、2対2、3対3のパターンを整理します。
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