どの学校、どのチームにも、必ずといっていいほど肩や肘をケガしている選手がいます。
「過去に痛めたことがある」と聞くと、ほとんどの選手が該当してしまうのが現実です。
そしてその原因を単なる「投げ過ぎ」として、痛みがあるうちは休み、なくなったら復帰する。根本の原因を解決していないから、またケガを繰り返す……そうした結果、取り返しのつかないことになってしまうのです。
そこでこの動画では、ケガの原因を見極め、ケガをしにくいフォームや身体をつくるための方法を紹介します。
指導・監修を担当するのは、小柳磨毅氏を中心とする、野球選手に携わる理学療法士チーム。「一般社団法人アスリートケア」という団体として、大会でのメディカルサポートをはじめ、メンバーが各高校などで指導を行っています。
今作の特徴は、専門的な知識がなくてもイメージがしやすいよう、『フォーム』から投球障害をとらえているところです。フォームをワインドアップ期、コッキング期などのフェーズ(局面)に分け、それぞれをどのように改善すれば、ケガが起こりにくいかを見せていきます。専門家ならではの観点、豊富な改善トレーニングメニューは、これまでの現場にはなかったものになるはずです。
ケガはすべてを停滞させ、球児を不幸へと導きます。正しい知識を身につけ、地道な実践で現場から投球障害をなくしましょう。
投球フェーズ(局面)を分解し、それぞれにおいて起こりやすい障害と、その原因を紹介していきます。同じ肩痛や肘痛でも、原因や症状、対処法が違うことを知っておきたいものです。後半には現場レベルでも簡単に行えるチェック法を紹介。指導者なら知っておきたい知識ばかりです。