ひとことに中学生といっても、1年生と3年生では全く成長具合が違います。当然技術やサッカーに対する考え方も違い、画一的な練習や指導が通用しない「難しい相手」といえます。
そこでこの作品では、同じ練習を上級生向けと下級生向けに分け、それぞれにおいて指導ポイントや求める到達点を紹介しています。習熟度によって違う切り口を学べる、中学指導者のためのつくりになっています。
指導・解説は日本中体連の競技部長も歴任した、東浦和中学校の柏悦郎先生。2014年にも全中で16強に入るなど、これまで何度も公立中学校を全国の舞台に導いた名将です。今回は特に力を入れてきた「キック」と「基礎」をテーマに、中学生指導のポイントを紹介してくれました。
特別な練習をするのではなく、普通の練習をいかに効果的に行うかという目線で解説しています。指導経験が浅い、競技経験がないという先生にもおススメの1本です!
東浦和中で毎日行っているルーティーンから、基礎として特に重視している練習を紹介します。中学生にとって身につけたい技術を、習熟度別に柏先生が解説していきます。
■イントロダクション