授業をどのように四技能型で進めるべきかという議論は活発に行われていますが、日常行われるテストについての議論はあまりされていません。授業がコミュニカティブになっている以上、テストもコミュニカティブになる必要があります。
コミュニケーション活動を活発にするためには、新しい言語項目、単語や文法項目に何度も触れ、即座にアウトプットできるような訓練が必要です。
テストでも一つ一つの設問の中で既習項目に触れて、それを読み取り、考えて、アウトプットするという段階を踏んで、授業とテストが両輪を成すような在り方を考えていく必要があるでしょう。
本作では、テスティングのポイントから伝統的な発音問題の出題例、さらには四技能を様々な形ではかっていくためのテスト例を豊富に取り上げ紹介します。
受験英語からの脱却をはかり、「テストで良い点を取るための学習が、そのまま英語コミュニケーション能力の育成につながっていく」そんな相乗効果を生むための一助に、是非お役立てください!
■解説:内田 浩樹(国際教養大学大学院 英語教育実践領域 教授)
■協力:英語教育・達人セミナー
2023年5月 【第1章】4技能型授業とテスト(1)
2023年6月 【第2章】4技能型授業とテスト(2)