新学習指導要領が重視する『思考力・判断力・表現力等』の育成を目指して、学校の方針に沿いながらグローバルな観点から高校英語教育を設計するための実践事例と、全教科を巻き込んだ学力向上を視野に入れた英語科中心の高校教育改革の事例を学び、よりよい高大連携の在り方を探っていく機会として、お二人の先生を講師に招いて開催された研修会。
松川慈先生は、全国初の理教科単科高校における、「将来グローバルに活躍する科学技術系人材の育成」という学校目標に向かって学校全体で授業改善を行う日々の取り組みをお話しされています。
吉嶋幸子先生は、文部科学省指定事業の研究主任として、また授業の最前線に立つ英語科教員としての実践・研究の中で見つけた組織づくりや体制づくり、授業づくりや評価指標づくり等のノウハウ(Dos & Don'ts)を皆さんにお伝えしています。
自分なりの思考をし、問いを立て、それに答えられるかどうか。様々な事象を判断する力、それを論理的に表現していく力。大学で求められている力、そこへつなげるために高等学校でこれからやらなければならない、そんな指導実践例がここにあります。ぜひ、ご覧いただき、授業改善の参考にしていただければ幸いです。
■監修:山岡 憲史(立命館大学 教育開発推進機構 教授)
■講師:松川 慈(奈良県立青翔中学校・高等学校 教諭)
吉嶋 幸子(前滋賀県立玉川高等学校・教諭、現滋賀県立草津高等学校・教頭)