一点を奪い、一点を与えないチームを作る!!~榊原幸男の少人数でもチーム力を高められる実戦想定練習法~
平成10・11年の全国大会で2連覇の偉業を成し遂げた岩手県千厩町立千厩中学校女子ソフトボール部。
当時、在任わずか2年余りで日本一のチームを作り上げた伝説の指導者が、榊原幸男氏の指導シリーズ第5弾!!
今回の狙いは「数少ないチャンスを確実にモノにして、勝利をつかむチームを作る!」人数も少ない、打撃も守備も今ひとつ・・・そんなチームは多いはずです。それでもちょっとしたアイディアと気配りで力を発揮して1点を取り失点を防ぐ・・・。そういった実戦を想定した練習方法を紹介しています。
部員数が少なくてもランナーと野手が効率的に交替しながら行なう事で、攻守両面からチーム力を高めることができます。例えば、ノックをしなくてもノーアウトランナー3塁の状況で様々な打球パターンを想定します。そして、ランナーのスタート位置もギリギリでアウトかセーフになるように調整することで、ランナーと野手の判断力を同時に養う事ができます。このように限られた人数でも、常にプレッシャーのかかった状態で練習する事で、更にチームの結束を強め、実戦でも成果を発揮することになります!
今までのシリーズも合わせてご覧頂くことで、榊原氏の指導ノウハウと更なる技術を深く知ることができます。
是非、お役立てください!!
ヒットが打てなくても、確実に塁を進めるためにはスライディングや走塁の技術が重要になります。
恐怖心を無くした状態から段階的に指導し、素早いヘッドスライディングや実戦的なベースタッチなどを習得していきます。
●恐怖心を無くすスライディング練習
・その場で行う手足の着き方
・両手を挙げて身体を伸ばす
・2~3歩助走で背中を着ける
・仮ベースを使って距離感を掴む
・固定ベースの塁間距離で行う