公立中学校の限られたグラウンド、限られた練習時間、限られた選手の中で、全国レベルのチームを作るには何が必要なのでしょうか?多くの指導者が模索しながら、『勝利』という答えをお探しのことでしょう。そして、そのヒントがこのビデオシリーズにあります!今回のビデオは、平成14年の第24回全国中学校軟式野球大会で、岡山県勢初の優勝を果たした岡山県玉野市立宇野中学校野球部を率いる、國屋成之監督の指導法に迫りました!宇野中野球部の特徴として、“機動力を生かしたそつのない走塁”が挙げられます。しかし足が速い選手ばかりに恵まれているわけではありません。グラウンドは他部との共用のため、内野ほどの面積を使っての練習が中心となり、日ごろから走塁練習やバント練習を多く取り入れています。代表的なものとして、守備・打撃・走塁をローテーションしながら、いろいろな場面を想定して行う実戦的な練習があります。この練習をする際、1・2塁間、2・3塁間のそれぞれを3等分したところに線を引きます。区切られた範囲が、リードの幅であったり、前例の打者走者がアウトかセーフかを見極めるポイントであったりします。そして、走者は自らが判断して走りますが、後ろを向きながらでも自分で行けるかどうか、正しく判断をさせます。このような練習を繰り返し行うことで、頭ではなく体で動けるようになることを目指します。全国制覇への道のりは細くて険しいものですが、本ビデオを道しるべとして是非ご活用下さい!