日本が誇る名セッター、下村英士。故・猫田勝敏専売広島(現JT)元監督の推薦で、日本代表としてロス五輪に出場。「猫田の遺産」と言われ、猫田氏のセッター哲学を継承し、卓越したセッターセンスで日本バレーボール界をリードしてきました。今回のビデオシリーズでは、下村氏による「セッター感覚を身に付ける練習法」を紹介します。バレーボールにおいてセッターは、唯一、ゲームを創ることができるプレイヤーです。サーブが打たれた瞬間から次の展開を組み立て、スパイカーが思い切って攻撃できるように、的確なトスを上げます。練習や試合においても、セッターが良いトスを上げるためには、いち早くボールの落下地点で準備をしてからトスを上げることがポイントになります。この時、軽く膝を曲げ、少し前傾姿勢で、すぐに反応できる体勢を作ることによって、安定したトスを上げることができるのです。バレーボールの中でも最も重要な役割を担う、セッター。このセッター感覚を身に付けることで、皆さんのチームを勝利へと導きます。