このシリーズは、以前宮崎県の高千穂中学校で指導をされていた山下克久氏(茨城県竹来中学校剣道部監督/錬士七段)が、茨城県の同校に勤務され剣道部を指導されるようになり、九州とは違う気質や考え方があり、どうすれば強くしていくことができるか・・・ということを日々考え作り上げてきた指導の一端をご紹介したものです。剣道の指導、特に中学生年代の指導においては「一本に対する執着心」、つまり何としても一本をもぎ取るんだ・・・!という強い気持ちを養うことが非常に重要です。山下先生は日々、どうすれば強くなることができるかを考え、「技一本に対する執着心」を植え付けることに苦労し、技一本に対しての気持ちの入れ方を選手に徹底させるべく指導を行っています。どうにかして気持ちの強い選手を育てたい、「一本をとるんだ!」という心構えを養いたい・・・そのように考えている剣道指導者の方々にとり十二分に役立つシリーズです。ぜひともお役立てください!