近年、小学生低学年からバスケットボールを始める子供たちが多くなっています。この年代や入門期の子供たちは指導を素直に受け入れやすく、将来につながるバスケットボールの基礎をこの時期に学ぶことができるものです。そこでこのシリーズでは、競技者としてのスタートラインに立ったばかりの小学生に必要な、ファンダメンタルを中心とした技術指導について取り上げました。動きづくりからオフェンス・ディフェンスといった『バスケットボール感覚』を養うための様々な練習メニューを詳しく紹介しています。特に指導しづらいと感じる部分を中心にまとめていますので、小学生や初心者の指導に携わっておられる指導者の方々にとって最適の内容です。 ここでは、競技特性に合った鋭いスタートや正確で急激なストップ、ディフェンスを意識した方向転換などの動きを養うフットワークドリルと、ボール感覚を養うための各種ドリブル技術を紹介します。