いまや代名詞にもなった下北沢成徳のトレーニングですが、その割合は技術練習と半々、シーズンによっては7:3でトレーニングが多いともいいます。そこに至った要因は2点。まず、体ができていないとバレーボールの練習がうまくいかず、技術が身につかないということ。実際成徳でもそんな時期があって、トレーニングに力を入れ始めたと小川監督は話します。そしてレベルが上がってくると、今度は高度な練習によってケガをする選手が続出してきます。それを防ぐためには強くて柔軟な体をつくる必要が出てきたのです。
この作品では、小川監督が長年かけて取捨選択をしてきたメニューを、同校トレーナーの岩崎正人氏の解説で収録しています。種目自体はベーシックなものですが、柔軟性の向上や体幹の強化、筋力アップから正しい姿勢づくりまで幅広く網羅されています。専門家による解説で正しいポイントを押さえつつ、自チームの選手に合った種目を選択してみてください。性別、年代を問わず使える1本です。
■指導・解説:岩崎 正人(下北沢成徳高等学校バレーボール部トレーナー)
■実技協力:下北沢成徳高等学校バレーボール部