数学教育において大変重要なことは、「教材の編成およびその展開の考察」ではないかと思います。
その教材の目的・目標を明確に把握する」ことが重要であり、かつ、その教材の展開においては「大きな流れを明確にすると同時に、個々の概念の導入においては、その意味を充分に納得してもらえるよう、工夫・検討をする必要がある」と考えます。
また、「そのことによって、どのような問題がどのような方法で解決できるようになったのか、そのことを明確に示す」ことは、その教材の指導をしめくくる上で大変大切なことであろうと思います。このような観点に立ったとき、どのような指導となるのか、具体的な場面を設定し紹介します。
■授業1 <2次方程式> 虚数単位i の導入
・ 解ける方程式と解けない方程式の具体例確認
・ 解けない原因の確認
・ 常に解けるようにするための考察