日常生活での動作には、何かしようとする筋肉(主動筋)とそれを制限しようとする筋肉(拮抗筋)がバランスを保ちながら働いています。ところが、主動筋に力が入り過ぎて拮抗筋とのバランスが崩れてしまうと肩や腰が「こる」状態になるのです。
そこで、あらゆる動作の拮抗筋の働きをよくするために考えられたのがこの「腰痛・肩こりケア体操」です。この体操では各部位を3段階(浅い、中間、深い)で収縮させ、最後にストレッチを軽く行なうことで筋肉や腱を整え、骨格を本来の位置に戻し痛みを改善するのです。毎日の生活の中でこの体操を用い、自分の身体を自分でケアしてください。
また、自分一人で行うパターンの他に、専門家(施術者)に行ってもらうパターンとこの体操の基となっている関節ニュートラル整体MT法についても取り上げていますので、専門家の方々のスキルアップのためにもお使いいただける内容です。
■指導・解説
及川 雅登
「PNF整体・関節ニュートラル整体普及協会」主宰
日本大学レスリング部公認ヘッドトレーナー
東京療術学院顧問