新生児呼吸療法・モニタリングフォーラムにおいて、新生児に対する呼吸理学療法の有効性、危険性、問題点、不明点を明らかにするため、NICUにおける呼吸理学療法の ガイドライン作成が提言され、ガイドライン検討委員会が設立されました。このタイトルではガイドライン検討委員会において、協議され決定された「NICUにおける呼吸理学療法のガイドライン」に基づいた新生児・乳児の呼吸理学療法について取り上げました。体位排痰法の各手技から実際の患者の治療手順まで詳しく紹介しています。呼吸理学療法を行う際には、ここで紹介した内容を参考にしていただき、細心の注意を払って必要最低限の処置(minimum handling)を心がけ、赤ちゃんにやさしく有効な方法を選択してください。
■実技・解説:
田村 正徳(埼玉医科大学総合医療センター小児科)
宮川 哲夫(昭和大学保健医療学部理学療法学科)
中村 友彦(長野県立こども病院新生児科)
木原 秀樹(長野県立こども病院リハビリテーション科)