今の保健室は、その業務も役割もどんどん増しています。そんな中でも、先生方は子どもたちの困りごとや悩み相談に身を削って向き合われていることと思います。どの子の言い分にも気持ちにも寄り添わなければいけない。また保護者の立場にも他教員の立場にも思いをはせなければいけない。忙しい日々の中で様々な対応をするのですから、時には「あの一言は間違ってた」「もっと別の対応をすれば違った結果になっていたかも」と思われることがあるのではないでしょうか。
今回のテーマは「保健室で “そっと” とり入れる『カウンセリング技法』」です。カウンセリングにはいろいろな技法がありますが、その基本を知り、さまざまな対応に“そっと”とり入れることができれば、これまでと少し違う対応になるかもしれません。
七水先生は、不登校や学校生活で困っている子どもや保護者の相談室『にじいろたまご』を主宰されている公認心理師です。もとは養護教諭として27年勤務され、50歳で早期退職。その後公認心理師の国家資格を取得し、現在はカウンセラーとして子どもだけでなく保護者、あるいは教員のカウンセリングにあたられています。
そんな七水先生が、日々の相談活動を続けられる中で土台となっているカウンセリング技法とはどのようなものか、また保健室に持ち込まれるさまざまな“困りごと” の対応にカウンセリング技法を“そっと”とり入れる事例についても、具体的にご紹介いただきます。
■講師:七水 ゆき(相談室『にじいろたまご ~子どものこころを守る~』 代表カウンセラー)