下肢由来の腰痛
下肢由来の腰痛について、以下の3項目を解説します。
(1) 下肢と姿勢:骨盤脊柱アライメントへの影響
(2) 下肢と姿勢:腰椎前弯への影響
(3) 腰痛:骨盤帯下肢筋活動への影響
腰痛だからといって腰椎だけをみるのではなく、股関節周囲などの四肢の動きに着目し、それに対する腰椎骨盤部の運動パターンを修正していくことの重要性についてお話します。
股関節由来の腰痛について、以下の3項目に分けて解説します。
(1)股関節由来の腰痛症の病態
(2)腰痛症例の股関節機能特性
(3)股関節疼痛誘発に準じたRCT
特に股関節痛と腰椎変性の関連性についてのデータ、変形性股関節症、骨盤の傾斜と後傾、股関節や腰部骨盤帯の可動性、股関節周囲筋の活動について重点的にお話しします。
膝関節由来の腰痛について、変形性膝関節症と脊柱アライメント(Knee-spine or Spine-Knee)、膝屈曲拘縮左右差と脊柱変化(矢状面・前額面・冠状面の影響)、(3)Knee-spine syndrome(ケーススタディ)の3つに分類し、以下の項目について重点的に解説します。
・高齢者の変形性膝関節症と姿勢との関連性
・膝OA
・膝屈曲変形・拘縮
・疼痛誘発テスト
足関節由来の腰痛についてCuboid syndromeを中心に、「足部アライメントと腰椎骨盤帯下肢機能」「足関節捻挫と立方骨症候群の病態」「立方骨疼痛誘発テストに準じたRCT」の3項目に分類し、以下の項目について重点的に解説します。
・足部過回内と骨盤、下肢アライメント
・足部の機能や形状と腰痛の関連性
・回内足腰痛
・足関節捻挫と腓骨位置
・立方骨症候群
・トレーニングやテストの結果と考察