小児・思春期の肥満~やる気を引き出す肥満指導って?~
小学生以降に肥満傾向を指摘されると、学童肥満の30~40%、思春期肥満の約70%がそのまま成人肥満へ移行すると言われています。また心筋梗塞や脳卒中をまねく動脈硬化は子どもの頃から進行し、生活習慣病は子どもでも発症することがあります。
令和6年度の学校保健統計調査によると、肥満傾向児(肥満度が20%以上)の割合は男女ともに9歳から12歳が最も高く、女子は9歳から12歳で1割前後、男子は9歳から17歳まで1割を超えています。
これらの子どもたちには早期の対策が必要なことは明白です。ただ学校現場で子どもたちを取り巻く健康問題は他にも山積みです。肥満傾向児への指導は保護者の協力体制が必須で、またそのやり取りには微妙な配慮も必要なことから、それでなくても多様な執務を抱える養護教諭のみなさまの頭を悩ませる現状もあるのではないかと推察します。
小児科医であり、また健康栄養学科教授でもいらっしゃる原光彦先生は、永年にわたって官民学連携をベースとした小児期からの肥満対策に従事されてきました。肥満を予防する食事・身体活動・生活リズムについての書籍や講演で、子どもたちが健康に成長するために必要な指導を提案されています。
今回原先生にお話いただくのは、以下の内容です。
◇小児・思春期の肥満に対し、早期に介入することの重要性
◇本人と保護者に対して、プライバシーに配慮しながら介入するには?
◇学校で取り組む「肥満の子どもへの健康教育」は?
・運動プログラム
・食育
・生活習慣
◇その他
・やる気を引き出す言葉掛けのコツは?
・目標設定やそのアプローチ法は?
小児・思春期の気になる肥満傾向児への健康教育にお役立てください。
■講師:原 光彦(和洋女子大学 家政学部 健康栄養学科 教授)