眠れない・眠らない子どもたちに『睡眠教育』を~その大切さを実感させることが重要です~
「慢性的に睡眠不足の子どもが多すぎる」
「この気になる症状は睡眠不足が原因ではないのか」
保健室での子どもたちとの関わりの中で、そう感じられることはとても多いと思います。
思春期の身長・体重の増加、第二次性徴、精神面の発達に睡眠が最重要であるのは周知のとおり。そのことは当の子どもたちでさえ理解しています。
ところが実際には「わかっていても早く寝られない。眠りたくない」という子が多いのが現状です。
星野先生は小児内科・神経科医として、メディア依存による睡眠障害やストレスによる入眠障害などの治療にあたられる一方で、本人や家族の生活や意識の改善にも取り組まれています。また子どもたち全般に向けては「子どもたちの心に響く睡眠教育」の必要性を広く訴えられています。
今回星野先生には、睡眠の問題から様々な症状を訴えて来室する子どもたちに必要な睡眠教育について、また「子どもたちが睡眠は大切だ」と実感できる授業の実践例も紹介していただきます。
「睡眠を大事にする」ことは「自分を大切にする心」であると言う星野先生は、学校保健に睡眠教育を入れることの重要性も唱えていらっしゃいます。
■講師:星野 恭子( 医療法人社団 昌仁醫修会 瀬川記念小児神経学クリニック 理事長)