「頚部機能障害に対する評価と徒手的治療」~的確/効果的な理学療法実施のために~
頚部痛を生ずる疾患としては、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎捻挫などの頚椎柱疾患や、神経疾患、胸郭出口症候群など様々なものがあり、多くの人々がそれらの疾患を抱えています。頚部は非常に繊細な部位であり、その評価、治療を行う上では、頚椎に対する正しい理解と細心の配慮が必要となります。
ここでは、頚椎の構造に関する骨、関節、筋、および頚部痛疾患について詳しく解説し、その後、実際の評価、治療の方法を紹介しています。「評価」においては、評価の内容とその手順から、基本的な3診、頚部の運動評価と機能評価について紹介。
また、徒手的な治療手技としては、姿勢矯正や頚椎の牽引、椎間関節自然滑走法、モビライゼーションなどの頚椎テクニック、スリングを用いた手技など、数多くの治療法を取り上げています。ここで紹介する評価・治療の方法は、頚部痛に対処するためのガイドラインと言える内容ですので是非マスターしてください。
■実技・解説:板場 英行(理学療法士)