運動療法に必要な肩関節超音波解剖の観察と拘縮治療
☆超音波画像で病態が見える!どう治療するべきかが解る!
☆超音波解剖を用いた評価と運動療法テクニックへの応用を解説!
☆徒手による操作と動態画像をリンクさせることで治療技術へ反映させる!
☆等尺性反復収縮を用いるとROMが改善する!
肩関節の炎症が遷延化すると、関節包や肩峰下滑液包に癒着が発生します。その結果、肩甲上腕関節の動きが悪くなるばかりではなく肩甲骨の動きも悪くなり、疼痛や可動域制限が生じます。その治療には、肩関節周囲筋の筋緊張や腱の滑走性を改善させることが必要です。これが肩関節治療の基本であり、ほとんどの場合は理学療法で改善します。
この映像では、まず、肩関節拘縮の病態と解剖学に基づいた運動療法の考え方について解説します。そして、健常者の筋の動態を超音波で観察し、それらの解剖とエビデンスに基づき、それぞれの筋や靭帯に対する運動療法を紹介しています。
理学療法士は患者さんを「よくする」ことが仕事です。何を「よくする」べきかが見えれば、どのように「よくする」べきなのかが解ります。
今まで指で感じてきた違和感が一体どういうことだったのか、それに対して理学療法士は何をするべきなのか。
この映像をご覧いただき、少しでも肩関節治療と運動療法テクニックの向上に役立てていただければ幸いです。
■実技・解説:小野 志操(京都下鴨病院 理学療法部 科長)理学療法士、専門理学療法士(運動器)、整形外科リハビリテーション学会上級指導員(認定AA)、健康科学修士(畿央大学)
■撮影協力:京都下鴨病院