ネット依存・ゲーム障害~即効性はない。でも学校がやるべき対策~
子どもたちのスマートフォンの利用は、ほとんどが学校外です。家庭でのスマホ利用について学校が個々に対応するのは難しいことです。ただ子どもがネット・ゲーム依存症に陥る危険性があるのに、家庭任せで放置しておくことはできません。過剰なネット・ゲームの利用は、学力低下の懸念や生活習慣の崩壊につながります。
豊田先生には、学校教育の通常の指導の中で、依存症の「予防措置」として何ができるのか、また、依存傾向もしくはその兆候がある子どもたちの自覚を促し、改めるきっかけをどのように提供するかについてお話いただきたいと思います。
ネット・ゲーム依存の対応策については専門書や医療施設よりさまざまな提案がされています。けれど豊田先生は「正直なところ決め手に欠ける」とおっしゃいます。さらに「それでも学校は少しでも効力のあるものを実施していく必要がある」とも。
今回は豊田先生が実際に子どもたちに実施されている情報モラル教育、ネット依存予防教育から以下の内容をピックアップ。
・ネット・ゲーム依存のタイプを見きわめるチェックリスト
・保護者への対応策の提案
・指導・授業の実践例
豊田先生いわく、「当然ながら、この程度の対策で防ぎきれるわけではありません。ただ、節度ある利用とはどの程度なのかを学級内で共通認識し、自覚を促すきっかけづくりにはなるはずです」。
■講師:豊田 充崇(和歌山大学教職大学院 教授)