ディベートは、平成14年版の中学校国語科全教科書に採用され、総合的な学習の時間でも行われる機会が増えてきました。ディベートの教育効果には、批判的思考力、傾聴力、調査分析力の向上等多くありますが、それだけに指導者にも学習者にも負荷が高く、実際に授業を行う機会を得にくいのも事実です。そこでこのシリーズでは、初中等教育レベルでも行える方法として、ディベートの仕組み、・フローシートの書き方、・ジャッジ方法の学習を3本柱とした「シナリオ方式のディベート」を取り上げました。考案者である池田氏の指導により、ディベートの理論に触れ、中学校の国語の教科書にある論題を使って、シナリオディベートを体験。そして、シナリオを改良して、自分の意見を盛り込んだディベートまで発展させていく過程を紹介しています。
中等教育でのディベート初学者が無理なく学べる、画期的な指導方法と言えるでしょう。
この巻では「ディベートとは何ぞや?…」という疑問にお答えできるディベートの進め方、イロハが学べます。
・「ディベートとは?」
・「ディベートで大事なこと」
・「フローシートの書き方」
・「勝敗の決め方」