下肢の障害の多くは小さなメカニカルなストレスの繰り返しにより、障害を発生させ、また疼痛を誘発させています。このメカニカルなストレスを減じなければ決して良好な結果を得ることはできません。唯一地面に接する足部を制御する足底板は、身体運動の中でのさまざまなストレスを減ずることが可能なために、リハビリテーションとして有効な治療手段となります。
こでこの動画では、足底板の概要、荷重タイプと足部誘導の示唆、足底板作製のための直接的評価、足底板作製の実際について紹介しています。足底板療法の第一者である入谷誠氏の実技と解説による、足底板療法の神髄をご覧頂くことができます。また足底板の面白さも実感していただけることでしょう。
<入谷式足底板の特徴>
・テーピングやパッドを用いた評価から、足部関節肢位および高さを決定し、作製すること(足底板作製のための直接的評価)
・歩行動作を中心に、さまざまな動作の中で評価・微調整を行うこと
・身体全体の動きをコントロールするために、左右両側へ作製することを基本とすること
・個人個人の荷重タイプを分類し、そのタイプに応じた足部誘導をすることを基本とする。
■実技・解説:入谷 誠(理学療法士/足と歩きの研究所 代表取締役)