宮城教育大学英語講座 2018年度 第 1回講演会~外国語の学習と指導における第二言語習得研究の果たす役割~
第二言語習得研究は外国語の学習と指導にどのように役立つのでしょうか?
本作では、世界トップレベルの研究者であるジョン・マーク・デワーレ教授とローデス・ オルテガ教授の講演を通して、そのヒントを得て欲しいと思います。
>デワーレ教授は、外国語学習における感情の重要性を説いています。我々は、動機付けの低さや不安などのネガティブな感情ではなく、学ぶことによる喜びや楽しさなどのポジティブな感情に着目すべきだと主張しています。「教師は日々型にはまった授業をしてはいけない」というデワーレ先生の言葉は、新しい気付きを与えてくれることでしょう!
オルテガ教授は、第二言語習得研究が我々教師にとってどのような価値があるのかを説明してくれています。具体的には、日々の指導にすぐ生かせそうな成果(例:動機付け)、現段階では注意が必要な成果(例:フィードバック)、教師の見方・考え方を広げてくれる成果(例:早期教育の効果)について具体的に示してくれています。
併せてお二人へのインタビューで日本の英語教師への具体的なアドバイスやメッセージも受け取りつつ、日々の英語指導にお役立てください!
■講演者:Dr.Jean-Marc Dewaele(Birkbeck University of London)
Dr. Lourdes Ortega(Georgetown University)
■監修:鈴木 渉(宮城教育大学教育学部 英語教育講座)
■撮影協力:宮城教育大学