脳損傷対象者に対する上肢機能アプローチ ― 障害像の理解から How - to - touch ~ 活動分析による具体的介入 ―
☆ 環境・課題の分析を根幹にしたリハビリテーション!
☆ 患者の能動性を引き出すために!運動誘導における介入量のコントロール!
☆ 運動学・解剖学・神経科学等の医学的背景に基づいた介入!
脳損傷対象者へのADL介入では、単純な反復練習がよくみられますが、これだけでは、変化のある日常生活の中で十分に対応することは出来ません。
セラピストにとって重要なことは、対象者の環境や課題などの背景を分析し、個々に合ったアプローチをすることです。それは解剖学・運動学・神経科学等の医学モデルに基づく介入でなければなりません。
また、適切な運動を起こすためには、感覚 ・ 知覚 - 認知の要素も見据え、運動系との相互作用を図る必要があります。
この作品では、障害像や感覚 - 知覚系の解釈、活動分析に基づいたアプローチの考え方とその実際について解説します。実技解説では、患者の能動性を引き出すための運動誘導のポイントからはじまり、医学的背景に基づいたROM治療、ADL介入をご紹介します。
臨床において、環境や課題等を分析した介入は、今最も重要なアプローチといえます。
是非この作品で学び、患者個々のセラピーを追及していただければ幸いです。
■実技・解説:山本伸一(山梨リハビリテーション病院 リハビリテーション部副部長 作業療法士/活動分析研究会 会長/CVA時期別OT研究会 会長/IBITA・JBITA認定 ボバース国際インストラクター/一般社団法人日本作業療法士協会 常務理事)※2017年4月現在