2019年関東新人大会を僅か7人のメンバーで制したアレセイア湘南高校。
そのバスケットボールの特徴は、「パッシングオフェンス」と「プレスディフェンス」です。 ここでは、そのプレーの土台である「ファンダメンタル」をオフェンスとディフェンスに分けて紹介します。
ドリブル、パス、ブレイク、ディフェンス、全てのメニューにおいて「強さ」と「スピード」が求められます。 こうした練習を積み重ねていくことで、試合で活かせるプレーや判断力を養うことができます。
日々の練習の質を高めるため、実戦力を向上させるためのヒントが詰まった本作品は、カテゴリーを問わず多くの指導者にオススメです。
まずはアレセイア湘南の特徴を、練習試合の映像でご覧いただき、本作で紹介するファンダメンタルの効果をイメージしていただければと思います。
張監督は、一つひとつのプレイに「力強さ」を求めます。 パワーキャッチ、パワーパス、パワードリブルなど、「パワー」という言葉をつけて強調しています。
「力強いプレイ」を指導するにあたり、張監督が何度も何度も声をかけて意識させているのが【重心】です。 その基本は「重心を落とした低い姿勢」。つまり身体のバランスを安定させることです。不安定な姿勢で行うプレイは、ミスの原因になります。
しかし、様々な動きを伴うバスケでバランスを保ち続けることは簡単なことではありません。 張監督は、そのために「足(ステップ)を使う」ことの重要性を伝えています。
作品内の足を使って重心を移動させ、バランスを整えることを伝える指導の一部をご覧ください。
■指導・解説:張 一(前アレセイア湘南高等学校 女子バスケットボール部 監督)
■実技:アレセイア湘南高等学校 女子バスケットボール部
■同時通訳:鄭 竜基(株式会社ウィル)