2008年7月9日と10日にNSW協会スタッフに拠るコーチング・クリニックが開催されました。今回のコーチング・クリニックでは、新ルールで行われたスーパー14において準優勝したワラタズのスクラム&ディフェンスコーチならびにジュニア・ワラタズのヘッドコーチでもあるジョー・バラカット氏が指導。
このコーチング・クリニックでは、スーパー14などで実際にワラタズがELVsに対応して行なったトレーニング・ドリルを中心に紹介されています。またNSW協会のレフリーでもあるジェイミー・マクレガー氏の、レフェリーからみるELVs後のゲームの変化や注意点等も大変参考になることでしょう。
日本ラグビーフットボール界においても、2008年8月1日より実施される「ELVs」。
既にELVsが採用され大会が行なわれている南半球の豪州NSW協会のコーチによる新ルール対策のコーチングは、日本のコーチにとって最高のマニュアルとなるはずです!!
ELVs第19条タッチおよびラインアウト【自陣の22m区域内にボールを戻し、そのボールをキックして直接タッチになった場合、地域獲得は認められない。】【クイックスローイングは、ゴールラインに平行か、自陣のゴールラインの方向に向かって投げ入れることができる。】によって、ゲームに必要な事項として以前より早い判断力と意思決定が重要となる。よりゲームがスピーディーになり、相手のタッチキックをクイックスローイングからのアタック、またはターンオーバーからのクイックアタック等に必要である。Session1ではディシジョンメイキング(意思決定)とラインブレイクするためのドリルを紹介します。
●「ELVs」とは