アクション・リサーチとは、問題を把握し、必要な対策を講じてその結果を検証するもので、今日、教師教育・授業改革の方法として注目されています。
このシリーズでは、年間を通して、実際にアクション・リサーチに取り組み、授業改善に効果のあった指導法を紹介します。今回はfocus on formを用いた文法指導に取り組まれた石飛先生と久代先生の実践です。Focus on formとは、意味のあるコミュニケーション活動を通して特定の文法事項に注意を向けさせるものです。
この動画は、授業の進め方とその指導の実際を具体的に紹介しています。また、年間指導計画やアクション・リサーチの結果について詳しく解説しており、継続したカリキュラムの作成にたいへん役立つ内容となっています。平成24年度から実施された新学習指導要領(高校は25年度から)、「文法については、コミュニケーションを支えるものであることを踏まえ、言語活動と効果的に関連付けて指導すること」が明記されました。 石飛先生と久代先生の実践は、新学習指導要領のモデルになるものです。
なお、久代先生の実践は、2012年の全英連石川大会で発表されました。是非ご参考にしていただき、日々の授業改善にお役立ていただければと思っております。<