TANABU Modelとは教科書に基づいて授業を行い、アウトプット活動を通じて英語の基礎を定着させるために、レッスンの扱いに変化を持たせた“持続可能な”「コミュニケーション英語の授業モデル」です。その究極の目的は、高校を卒業して何年英語から離れていても、いざ英語が必要になったときに拠り所とする英語の感覚を残すことにあります。
特徴は、教科書のレッスンの扱いに軽重を持たせることによってアウトプット活動の時間を捻出し、アウトプット活動を通じて英語の基礎を定着させることにあります。授業は英語で行いアウトプット活動を通じて英語の基礎を定着させていくこと。授業はアクティブで生徒中心、教科書に基づいた授業であること。汎用性が高く、誰でもできる授業モデルとなっています。
TANABU Modelでは、アウトプットの時間を捻出するために4つコースを作り運用しています。簡単に終わらせるレッスンを作ることでアウトプット活動を充実させることができるようになりました。
本作では「TANABU Model」の概要と取り組みについて解説し、授業の進め方については模擬授業を通して詳しく紹介。田名部高等学校で実施された実際の授業映像も収録していますのでより実感しやすい内容となっています。
5ラウンドシステムとは、1年間に教科書を5回繰り返して使用する授業スタイルです。
横浜市立南高等学校附属中学校で実施され、切り口を変えて何度も学習することで「聞く、読む、書く、話す」の4技能を高めるカリキュラムとして大きな成果を上げています。
今回の達セミでは、金谷憲先生、西村秀之先生に横浜市立南高等学校付属中学校での実際の授業の取り組みと横浜市以外での導入事例を解説していただきました。現在この取り組みは全国的にも注目されており、是非多くの先生方にご覧いただきたい内容となっています。
※この映像は2017年10月の行われた「英語教育達人セミナー」での講座を収録したものです。
ラウンド制指導法とは
学習者の英語力を伸ばすには、インプット、気づき、インテイク、アウトプットの機会をたくさん学習者にあたえることが必要だと言われます。したがって、授業では、量は少なくても、質の良い教材を、いろいろな角度から繰り返し学習できるように、いろいろな活動と組み合わせること、時間(日)を置いた、大量で多様な反復学習を行うこと、学習したことを使って、理解したり、発表したりするたくさんの機会を用意することなどが大切となります。そのための指導法としてラウンド制指導法があります。
多様な方法を用いて、いろいろな角度から一つの教材を繰り返し学習させることによって、コミュニケーションの基礎となる言語処理能力を向上させ、4技能をバランスよく伸ばし、入試に対応できる英語力とコミュニケーション力の育成を目指す指導法です。
この作品では、中学校と高等学校でのラウンド制指導について、それぞれのラウンドの目的と指導手順、指導上の留意点などの解説と授業実践(模擬授業)で詳しく紹介していますので、ラウンド制指導の内容をより深く理解していただける内容となっています。
この作品では、多読授業を10年余り継続してこられた高橋恵子先生(岐阜県立本巣松陽高等学校)の実践を取り上げています。多読に初めて取り組む生徒に対して行う初期指導から、さらに進めて発展期の指導まで、使用するワークシートや評価表などを用いて詳しく解説し、それらの授業案の中でポイントとなる活動については模擬授業形式にて紹介しています。
また、研究結果は、高橋先生が前任校で研究して発表された修士論文に基づいています。Extensive Reading(多読)の習慣を身に付けるには、優れた教材、読書好きの教師、時間と努力が必要となりますが、この作品を参考にしてぜひ挑戦してみてください
この作品は、2016年11月に広島県福山市で行われた「英語教育達人セミナー」での講座を収録したものです。
前半では、各種セミナーでの講演や書籍の出版など精力的な活動をされている上山晋平先生が、アクティブ・ラーニング(以下AL)の背景や目的と、ALの視点からの授業改善例を紹介しています。
ALについては昨今様々なことが話題となっていますが、大切なことは、なぜそれをするのかを理解した上で活動をすることです。何か新しい活動をしなければならないということではなく、今行われている授業をどうすればAL型になるか(どうすれば生徒にALが起こる授業になるか)、あまり準備をかけることなく、今の授業を工夫して、生徒の力をつける持続可能な授業をするためにはどうすればよいか、そのための工夫やコツについて考えていきます。
パフォーマンス・テストを授業に取り入れた福元先生と奥田先生の実践です。
パフォーマンス・テストとは、エッセイ・ライティング、プレゼンテーション、インタビュー、ペアワーク、グループ・ディスカッションなどを使ったテストのことです。実生活で使用されるスピーキングやライティングのタスクを用いるため、多肢選択テストに比べてauthenticity(真正性)が高く、学習者のみならず教師が授業の目的であるタスクをやり遂げようというモチベーションが上がると言われています。ここでは、パフォーマンス・テストを使用してアクション・リサーチに取り組んでこられた2名の先生方が、その指導内容について、使用するワークシートや評価表などを用いて詳しく解説し、ポイントとなる場面を模擬授業形式にて紹介しています。従来の筆記テスト重視の授業に比べ、授業をコミュニケーション重視に変え、パフォーマンス・テストを実施することで、生徒のモチベーションが上がり、学習効果が高まることがわかりました。
2013年3月、文部科学省は、「各中・高等学校の外国語教育における『CAN-DOリスト』の形での学習到達度目標設定のための手引き」を発表し、コミュニケーション能力を測定するため、「多肢選択形式等の筆記テストのみならず、面接、エッセー、スピーチ等のパフォーマンス評価」を実施することを提唱しました。パフォーマンス・テストを導入することによって、授業が変わり、生徒が変わります。是非ご参考にしていただき、日々の授業改善にお役立てていただければと思います。
「コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ」では、教科書で扱う英文の難易度が高く、内容理解に時間がかかることから、まとまった量の英文をアウトプットまで持っていく時間が十分に取れない、ということが考えられます。また、「英語表現Ⅰ・Ⅱ」では、内容的に質が高い英文のアウトプット不足が考えられます。そこで、内容があるインプットを行いつつ、まとまった量のアウトプットを行う時間を十分に取る方法を考えました。
スピークアウトとは、「1度使った教科書を次の年にもう1度使う」という試みです。1年目に学習した英文を、2年目にはアウトプットをゴールにすることで、自分が使うために英文を取り込むという意識が生まれ、内容理解も深まり、Inputがより意味のあるものになります。また、自分が使うために英文を取り込むので、Intakeも深まります。
この作品では、スピークアウトの概要と取り組みについて解説し、模擬授業を通して授業の進め方を詳しく紹介しています。また、鶴岡中央高等学校で実施された授業の中から、Final Task:Presentationの部分を中心に多くの実践事例も収録。ぜひ先生方にご覧いただき、挑戦していただきたい内容となっています。
新学習指導要領で求められているコミュニケーション能力を育成するためには、「読む」「書く」「話す」「聞く」の四技能の活動をバラバラに行うのではなく、統合的に指導する必要があります。今回の作品では、四人の先生方に、定着から表現、そして発信までのプロセスをご紹介いただきました。
表現活動は十分なインプットがあって初めて成り立つものです。ここでは、まず工夫された様々な活動で教科書の内容を反復し、基礎の定着を図ります。
そして教科書の内容理解から一歩進み、自分たちの意見を話し合ったり書くことで、コミュニケーション能力を身に付けていきます。是非、この作品をご覧いただき、日々の指導にご活用ください。
ここでは、1コマ10分程度で行える「帯活動」という形で、四技能統合型の授業づくりをご紹介します。基本的な構文・語彙の習得定着が求められるのと同時に、比較的英語が堪能な生徒も楽しめるように工夫された活動です。
■IQサプリ “Who am I?”クイズ
◎一人称バージョン
◎Dictation
アクション・リサーチとは、問題を把握し、必要な対策を講じてその結果を検証するもので、今日、教師教育・授業改革の方法として注目されています。このシリーズでは、年間を通して、実際にアクション・リサーチに取り組み、授業改善に効果のあった指導法を紹介します。
今回はスキル・インテグレーションの理論を用いた平野先生の実践です。
スキル・インテグレーションとは、外国語習得のために4技能を統合することです。その結果、学習者はインプットとアウトプットの機会を十分与えられ、繰り返し学ぶことにより学習効果が上がることがわかっています。この作品では、授業の進め方とその指導の実際を具体的に紹介しています。また、年間指導計画やアクション・リサーチの結果についても詳しく解説しており、継続したカリキュラムの作成にたいへん役立つ内容となっています。
平成24年度から実施された新学習指導要領(高校は25年度から)には、「4技能を総合的に育成する」ことが明記されました。平野先生の実践は、新学習指導要領のモデルになるものです。なお、平野先生の実践は、2012年の全英連石川大会および2013年のJALT(全国語学教育学会)神戸大会で発表されました。
是非ご参考にしていただき、日々の授業改善にお役立てていただければと思っております。
■アクション・リサーチについて
英語教育Hot Issues シリーズ第7弾は、高校で「英語で英語を教えること」がテーマです。平成25年より始まった高校新教育課程では、「英語の授業は英語で教えることを基本とする」という方針が示されました。これにともなって、高校英語教育現場では英語で授業を行うためのさまざまな工夫がスタートしています。
このシリーズでは4人の先生方の実践例をご紹介しています。英語の使用頻度や使い方などが異なる4つの事例です。これらの事例をご覧いただくことで、先生方ご自身の授業で、どのように英語を使って教えるかを考えるヒントにして下さい。
(尚、ここで紹介する事例は平成24年度に収録されたもので、平成25年施行の新教育課程の授業科目に準拠したものではありませんのでご了承ください。)
アクション・リサーチとは、問題を把握し、必要な対策を講じてその結果を検証するもので、今日、教師教育・授業改革の方法として注目されています。
このシリーズでは、年間を通して、実際にアクション・リサーチに取り組み、授業改善に効果のあった指導法を紹介します。今回はfocus on formを用いた文法指導に取り組まれた石飛先生と久代先生の実践です。Focus on formとは、意味のあるコミュニケーション活動を通して特定の文法事項に注意を向けさせるものです。
この動画は、授業の進め方とその指導の実際を具体的に紹介しています。また、年間指導計画やアクション・リサーチの結果について詳しく解説しており、継続したカリキュラムの作成にたいへん役立つ内容となっています。平成24年度から実施された新学習指導要領(高校は25年度から)、「文法については、コミュニケーションを支えるものであることを踏まえ、言語活動と効果的に関連付けて指導すること」が明記されました。 石飛先生と久代先生の実践は、新学習指導要領のモデルになるものです。
なお、久代先生の実践は、2012年の全英連石川大会で発表されました。是非ご参考にしていただき、日々の授業改善にお役立ていただければと思っております。<
アクション・リサーチとは、問題を把握し、必要な対策を講じてその結果を検証するもので、今日、教師教育・授業改革の方法として注目されています。このシリーズでは、年間を通して、実際にアクション・リサーチに取り組み、授業改善に効果のあった指導法を紹介します。
今回の動画は、コミュニカティブ・ライティングに取り組まれた高橋先生の実践です。この実践は、2005年の全英連岐阜大会で発表されたものです。「書く活動」と「話す活動」を統合したコミュニカティブな授業の中で、生徒が主体となって言語活動を行うことによって実践的なコミュニケーション能力が身に付くことが明らかになりました。この動画は、授業の進め方とその指導の実際を具体的に紹介しています。また、年間指導計画やアクション・リサーチの結果について詳しく解説しており、継続したカリキュラムの作成にたいへん役立つ内容となっています。平成25年度から施行される新学習指導要領では、『Writing』が『英語表現』になり「書く活動」と「話す活動」を統合して、発信できるコミュニケーション能力を育成することが目標になっています。このコミュニカティブ・ライティングの実践は、まさに新学習指導要領のモデルになるものです。
是非ともご参考にしていただき、日々の授業改善にお役立ていただければと思っております。
コミュニカティブ・ライティングの導入と、その具体的な授業案について模擬授業や実際に高校の授業で行った様子なども交えながら解説しています。
<アクション・リサーチについて>
アクション・リサーチの概要をパワーポイントで解説
2002年に始まった文科省のSELHi(セルハイ、Super English Language High School)事業では、既に全国の国公私立高校約150校が参加し、高校の英語教育改革のために様々な試みを行っています。
この作品シリーズ、「SELHi(セルハイ)に見る授業改善の工夫」は、こうしたセルハイにおける工夫を目で見られるようにして、全国の高校の授業改善に役立てていただくことを目指して作られたものです。
今回の第一弾では、英語・の指導に焦点をあて、この科目の授業手順のパターン化を目指す取り組みを行っている3つの高校の実践を紹介していくものです。
是非ともご参考にしていただき、日々の授業改善にお役立ていただければと思っております。
●イントロダクション
高校では、科目としてのリーディングだけではなく、「読むこと」の指導が、どうしても中心にならざるを得ません。ところが、リーディングの指導については、依然として訳読が主流で、他の読ませ方が十分に実践されていない傾向にあります。今回のシリーズでは、和訳を先に渡してからの授業展開を紹介することによって、高校でのリーディングの指導に、より幅と奥行きを持たせるためのお手伝いができればと考えております。
磐城緑陰中学高等学校の牛来先生、柏倉先生による、生徒の「成長」が見える・生徒中心の授業づくりを学ぶセミナーです。
緑陰中学高等学校が如何にして今の授業スタイルにたどり着いたのか、そのために何を変えてきたのか。
現代の生徒に本当に必要なものとは何なのか、それに応え続けた先生としての在り方が分かる内容です。
■牛来 正之(磐城緑蔭中学・高等学校)
■柏倉 忠(磐城緑蔭中学・高等学校)
Small TalkやICT機器などを用い、子どもたちが笑顔になる授業作りがテーマの勉強会です。
先生方の経験・体験談を沢山交えながら、子供たちの参加意欲アップの秘訣が盛り沢山な内容になっております。
英語教育海外派遣研修でイギリスに留学した時の経験を生かし、ICT機器を使用した授業を展開し研究しています。
今回はそのきっかけと実際の授業内容を紹介します。
■小山佐知(岐阜県 県立大垣西高等学校)
1月4日~6日に行われました2019年一発目の達人セミナーです。
『楽しく英語を学んで欲しい!』と強く願う先生方による、工夫いっぱいの授業をご紹介いたします。楽しい教材により生徒の集中力をアップするだけでなく、授業効率の向上にも繋がります。また、生徒の発言の場を増やすことで、自然と英語力が身につきます。楽しくかつ英語が好きになる授業の開幕です!
身近なところで一人一人が、そして沢山の人が少しずつ自分の出来ることを増やしていく『50センチ改革』をテーマとし、その為にはどんな力が必要なのか、その力を子供たちにどのように伝えていくのかをお話しいたします。
■溝畑保之(大阪府・立鳳高等学校)
アクション・リサーチとは、問題を把握し、必要な対策を講じてその結果を検証するもので、今日、教師教育・授業改革の方法として注目されています。
このシリーズでは、年間を通して、実際にアクション・リサーチに取り組み、授業改善に効果のあった指導法を紹介します。今回はfocus on formを用いた文法指導に取り組まれた石飛先生と久代先生の実践です。Focus on formとは、意味のあるコミュニケーション活動を通して特定の文法事項に注意を向けさせるものです。
この動画は、授業の進め方とその指導の実際を具体的に紹介しています。また、年間指導計画やアクション・リサーチの結果について詳しく解説しており、継続したカリキュラムの作成にたいへん役立つ内容となっています。平成24年度から実施された新学習指導要領(高校は25年度から)、「文法については、コミュニケーションを支えるものであることを踏まえ、言語活動と効果的に関連付けて指導すること」が明記されました。 石飛先生と久代先生の実践は、新学習指導要領のモデルになるものです。
なお、久代先生の実践は、2012年の全英連石川大会で発表されました。是非ご参考にしていただき、日々の授業改善にお役立ていただければと思っております。<
パフォーマンス・テストを授業に取り入れた福元先生と奥田先生の実践です。
パフォーマンス・テストとは、エッセイ・ライティング、プレゼンテーション、インタビュー、ペアワーク、グループ・ディスカッションなどを使ったテストのことです。実生活で使用されるスピーキングやライティングのタスクを用いるため、多肢選択テストに比べてauthenticity(真正性)が高く、学習者のみならず教師が授業の目的であるタスクをやり遂げようというモチベーションが上がると言われています。ここでは、パフォーマンス・テストを使用してアクション・リサーチに取り組んでこられた2名の先生方が、その指導内容について、使用するワークシートや評価表などを用いて詳しく解説し、ポイントとなる場面を模擬授業形式にて紹介しています。従来の筆記テスト重視の授業に比べ、授業をコミュニケーション重視に変え、パフォーマンス・テストを実施することで、生徒のモチベーションが上がり、学習効果が高まることがわかりました。
2013年3月、文部科学省は、「各中・高等学校の外国語教育における『CAN-DOリスト』の形での学習到達度目標設定のための手引き」を発表し、コミュニケーション能力を測定するため、「多肢選択形式等の筆記テストのみならず、面接、エッセー、スピーチ等のパフォーマンス評価」を実施することを提唱しました。パフォーマンス・テストを導入することによって、授業が変わり、生徒が変わります。是非ご参考にしていただき、日々の授業改善にお役立てていただければと思います。
ラウンド制指導法とは
学習者の英語力を伸ばすには、インプット、気づき、インテイク、アウトプットの機会をたくさん学習者にあたえることが必要だと言われます。したがって、授業では、量は少なくても、質の良い教材を、いろいろな角度から繰り返し学習できるように、いろいろな活動と組み合わせること、時間(日)を置いた、大量で多様な反復学習を行うこと、学習したことを使って、理解したり、発表したりするたくさんの機会を用意することなどが大切となります。そのための指導法としてラウンド制指導法があります。
多様な方法を用いて、いろいろな角度から一つの教材を繰り返し学習させることによって、コミュニケーションの基礎となる言語処理能力を向上させ、4技能をバランスよく伸ばし、入試に対応できる英語力とコミュニケーション力の育成を目指す指導法です。
この作品では、中学校と高等学校でのラウンド制指導について、それぞれのラウンドの目的と指導手順、指導上の留意点などの解説と授業実践(模擬授業)で詳しく紹介していますので、ラウンド制指導の内容をより深く理解していただける内容となっています。
この作品では、多読授業を10年余り継続してこられた高橋恵子先生(岐阜県立本巣松陽高等学校)の実践を取り上げています。多読に初めて取り組む生徒に対して行う初期指導から、さらに進めて発展期の指導まで、使用するワークシートや評価表などを用いて詳しく解説し、それらの授業案の中でポイントとなる活動については模擬授業形式にて紹介しています。
また、研究結果は、高橋先生が前任校で研究して発表された修士論文に基づいています。Extensive Reading(多読)の習慣を身に付けるには、優れた教材、読書好きの教師、時間と努力が必要となりますが、この作品を参考にしてぜひ挑戦してみてください
5ラウンドシステムとは、1年間に教科書を5回繰り返して使用する授業スタイルです。
横浜市立南高等学校附属中学校で実施され、切り口を変えて何度も学習することで「聞く、読む、書く、話す」の4技能を高めるカリキュラムとして大きな成果を上げています。
今回の達セミでは、金谷憲先生、西村秀之先生に横浜市立南高等学校付属中学校での実際の授業の取り組みと横浜市以外での導入事例を解説していただきました。現在この取り組みは全国的にも注目されており、是非多くの先生方にご覧いただきたい内容となっています。
※この映像は2017年10月の行われた「英語教育達人セミナー」での講座を収録したものです。
「コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ」では、教科書で扱う英文の難易度が高く、内容理解に時間がかかることから、まとまった量の英文をアウトプットまで持っていく時間が十分に取れない、ということが考えられます。また、「英語表現Ⅰ・Ⅱ」では、内容的に質が高い英文のアウトプット不足が考えられます。そこで、内容があるインプットを行いつつ、まとまった量のアウトプットを行う時間を十分に取る方法を考えました。
スピークアウトとは、「1度使った教科書を次の年にもう1度使う」という試みです。1年目に学習した英文を、2年目にはアウトプットをゴールにすることで、自分が使うために英文を取り込むという意識が生まれ、内容理解も深まり、Inputがより意味のあるものになります。また、自分が使うために英文を取り込むので、Intakeも深まります。
この作品では、スピークアウトの概要と取り組みについて解説し、模擬授業を通して授業の進め方を詳しく紹介しています。また、鶴岡中央高等学校で実施された授業の中から、Final Task:Presentationの部分を中心に多くの実践事例も収録。ぜひ先生方にご覧いただき、挑戦していただきたい内容となっています。
新学習指導要領で求められているコミュニケーション能力を育成するためには、「読む」「書く」「話す」「聞く」の四技能の活動をバラバラに行うのではなく、統合的に指導する必要があります。今回の作品では、四人の先生方に、定着から表現、そして発信までのプロセスをご紹介いただきました。
表現活動は十分なインプットがあって初めて成り立つものです。ここでは、まず工夫された様々な活動で教科書の内容を反復し、基礎の定着を図ります。
そして教科書の内容理解から一歩進み、自分たちの意見を話し合ったり書くことで、コミュニケーション能力を身に付けていきます。是非、この作品をご覧いただき、日々の指導にご活用ください。
ここでは、1コマ10分程度で行える「帯活動」という形で、四技能統合型の授業づくりをご紹介します。基本的な構文・語彙の習得定着が求められるのと同時に、比較的英語が堪能な生徒も楽しめるように工夫された活動です。
■IQサプリ “Who am I?”クイズ
◎一人称バージョン
◎Dictation
TANABU Modelとは教科書に基づいて授業を行い、アウトプット活動を通じて英語の基礎を定着させるために、レッスンの扱いに変化を持たせた“持続可能な”「コミュニケーション英語の授業モデル」です。その究極の目的は、高校を卒業して何年英語から離れていても、いざ英語が必要になったときに拠り所とする英語の感覚を残すことにあります。
特徴は、教科書のレッスンの扱いに軽重を持たせることによってアウトプット活動の時間を捻出し、アウトプット活動を通じて英語の基礎を定着させることにあります。授業は英語で行いアウトプット活動を通じて英語の基礎を定着させていくこと。授業はアクティブで生徒中心、教科書に基づいた授業であること。汎用性が高く、誰でもできる授業モデルとなっています。
TANABU Modelでは、アウトプットの時間を捻出するために4つコースを作り運用しています。簡単に終わらせるレッスンを作ることでアウトプット活動を充実させることができるようになりました。
本作では「TANABU Model」の概要と取り組みについて解説し、授業の進め方については模擬授業を通して詳しく紹介。田名部高等学校で実施された実際の授業映像も収録していますのでより実感しやすい内容となっています。
高校では、科目としてのリーディングだけではなく、「読むこと」の指導が、どうしても中心にならざるを得ません。ところが、リーディングの指導については、依然として訳読が主流で、他の読ませ方が十分に実践されていない傾向にあります。今回のシリーズでは、和訳を先に渡してからの授業展開を紹介することによって、高校でのリーディングの指導に、より幅と奥行きを持たせるためのお手伝いができればと考えております。