★たまたまではなく「勝つべくして勝つ」
かつてアナリストを生業とし、その経験を活かしながらコーチとして活動をしている恩塚コーチ。その恩塚コーチが、コーチとしてとして大切にしていることは、たまたまではなく「勝つべくして勝つ」こと。
自分達にしかできないことは何か、或いは相手にはできないことは何か。このような論理を積み重ねた結果、勝利をつかみ取ることができます。
★データは行動に「活かす」ためのツール
データ分析は勝利につながります。しかし、試合に対して本質的に活かせていなければ意味がありません。大切なのは、データを具体的なプレーや行動に「活かす」ことになります。たとえ少ないデータでも、行動を変えることができれば価値は高まります。IT技術が発展し誰もがデータを扱う環境が整った今、選手の行動が変わる、良いパフォーマンスに直結する、そのようなデータをいかに選択するか、ということがポイントになり、本作ではその点について詳しく解説をしています。
★どのデータを選択するか。勝つ可能性を高めるデータとは!?
恩塚コーチが心掛けているのは、知性をもとに「勝つべくして勝つ」こと。「論理的確信」に向かって客観的なデータを積み重ねていくことになります。勝ち負けはその時々の運もあり、様々なことに影響を受けますが、コーチとしてはこの「論理的確信」だけはしっかり持って戦えるようになることが大切と考えています。
そして、その確信を得るためのデータとして以下の2つを挙げています。
【データを選ぶ2つの視点/勝つ可能性を高めるデータ】
①バスケットボールの特性から見た勝利に影響が大きいデータ→バスケットボールのデータ
②自分たちの強みを最大化して、相手の弱みにぶつける戦略に基づいたデータ→戦略のデータ
この2つにフォーカスしてデータを紐解くことで、チームが勝つために必要なデータを得られ、それを積み重ねて論理的確信に繋げていくことができると考えています。
本作では、その具体的な内容を解説。物事の本質をわかりやすく伝える恩塚コーチの解説は本作でも健在! データの可能性と、活かし方のコツをよく理解できます。今後も情報戦の過熱が予想されるバスケットボールで勝利をもたらすため、また、コーチとしてのスキルアップに是非、本作をお役立てください!
■指導・解説:恩塚 亨(BEYOND BASKETBALL 合同会社)