運動連鎖アプローチの基本は内在的な運動連鎖を促通することにあります。
視覚的な動作分析ではわからない連鎖的な関節運動、筋活動がおきており、触察による動作分析テクニックにより評価します。
この評価の方法は、前作(商品番号ME73-S「運動連鎖アプローチ〜触察と各種運動連鎖評価の方法〜」)で紹介しましたので、今回は評価に基づいて全身の運動連鎖を整える治療テクニックとそのコンセプトを取り上げています。
全身へのアプローチとしては体幹をベースとした運動連鎖(Bodywork)をルーチンとし、顎—骨盤—足への連鎖性を考慮して行っています。
また、特に身体イメージの要素を加えた各種エクササイズを中心に、体幹のスタビリティを促す治療的ボールエクササイズも取り上げており、ボディワーク中心の内容となっています。
■実技・解説:山本尚司(運動連鎖アプローチ研究所、理学療法士)