運動連鎖アプローチ研究所(2014)
上肢,下肢,肩甲骨,顎関節,骨盤
運動連鎖
理学療法における機能障害を考えるとき、運動連鎖の理論とアプローチの必要性が高まっています。
運動連鎖とは、その名の通り運動が鎖のように連なっていくことであり、全ての動きが運動連鎖とも言えます。動きを専門とする理学療法においては、動きの中で機能改善を図っていくことが重要となります。
この動画では、体幹機能の三原則となる軸・丹田・スタビリティの形成を促す運動連鎖アプローチについて、その理論と評価・矯正の方法を詳しく解説しています。
「体幹システムと呼吸コントロール」では、運動連鎖の理論をパワーポイントの画像を用いながら分かりやすく解説。また、内在的な運動連鎖を整え、しっかりとした身体の軸と丹田を形成するために必要なアプローチを紹介しています。
「上部平衡系と下部平衡系」では、抗重力スタビリティを向上させるために必要なアプローチ、観察的な運動連鎖を実技で解説しています。また、体幹・足・肩甲骨の要素が全て入ったエクササイズも紹介。
筋連結や部分的なインナーやアウターではない全身の調和という概念のエクササイズとなっています。
■指導・解説:山本尚司(運動連鎖アプローチ研究所/理学療法士)
運動連鎖アプローチの基本は内在的な運動連鎖を促通することにあります。
視覚的な動作分析ではわからない連鎖的な関節運動、筋活動がおきており、触察による動作分析テクニックにより評価します。
この評価の方法は、前作(商品番号ME73-S「運動連鎖アプローチ〜触察と各種運動連鎖評価の方法〜」)で紹介しましたので、今回は評価に基づいて全身の運動連鎖を整える治療テクニックとそのコンセプトを取り上げています。
全身へのアプローチとしては体幹をベースとした運動連鎖(Bodywork)をルーチンとし、顎—骨盤—足への連鎖性を考慮して行っています。
また、特に身体イメージの要素を加えた各種エクササイズを中心に、体幹のスタビリティを促す治療的ボールエクササイズも取り上げており、ボディワーク中心の内容となっています。
■実技・解説:山本尚司(運動連鎖アプローチ研究所、理学療法士)
運動連鎖(Kinetic chain)は字のとおり運動が鎖のように連なっていくことで、日常生活の動きやスポーツ競技における関節などの運動にはすべて運動連鎖が見られます。
このような円滑な動きを促すことで、実際の理学療法においても障害の予防や機能障害の改善が期待できます。
運動連鎖は運動学、動作分析を専門とする理学療法士にとってなくてはならない概念といえます。
ここでは筋緊張、筋膜の流れ、関節の圧迫牽引がどのように行われているかを触察から見た動作分析という方法を用いてアプローチしています。
■実技・解説:山本尚司(運動連鎖アプローチ研究所、理学療法士)