胸郭には、体幹の安定に関与する筋が多く付着しており、肋骨の偏位によってそれらの筋が機能低下すると、体幹は不安定になり、身体運動の調和が乱れます。 つまり、体幹機能を再建する上で、胸郭の機能評価は非常に重要であり、呼吸器を運動器として捉えた理学療法の展開は、体幹機能の再建築に良好に作用するものと考えられます。
ここでは、胸郭運動の特徴や運動器官としての胸郭の捉え方、そして胸郭と身体運動の関連性について解説します。さらに、胸郭の運動機能の再建方法について、その評価の視点と介入方法を実技でご紹介します。
胸郭形状や肋骨運動の変化は小さく、見逃しやすいものですが、その変化を的確に捉え、胸郭を操作することで、体幹機能に大きな変化が生じます。胸郭についての知識を深め、アプローチの方法を学びたいという方に是非ご覧いただきたい内容です。
■実技・解説
柿崎 藤泰(文京学院大学 保健医療技術学部理学療法学科 教授/医学博士/理学療法士)
胸郭は単体では機能せず、他の分節と連携し、複合的に機能するシステムです。本講座ではBasic CourseとAdvanced Courseに分け、胸郭の運動システムの機能障害が起こるメカニズムや改善方法について、実技を交えながら詳しく解説します。
■Advanced Course二日目�
胸郭運動システムの再建法(下向性に反応を引き出す方法)�. 胸郭運動システムの再建
・胸郭運動システムの再建の糸口
・上位肋骨運動と頚椎運動の関係
・頚椎側方偏位の可動域と上位肋骨への運動連鎖の有無
・頚部に対する運動課題で生じる胸郭への運動連鎖を利用
・頭部の前後方向への移動と肩甲帯の動き
・小胸筋の機能背景
・頚部の回旋運動をイメージする
■講師:柿崎 藤泰(文京学院大学 保健医療技術学部理学療法学科 教授/医学博士/理学療法士)
☆人気セミナーが映像化!理論とデモンストレーションで学ぶ!
☆自重を免荷した環境で体幹の機能構築を行う方法を伝授!
☆肋骨配列の対称化によって身体機能を高め、個々に見合った日常生活動作の遂行を可能にする!
—柿崎先生より—
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臨床での経験を通じて、理学療法の対象となる疾患で問題となる機能障害は体幹部に集約されると言っても過言ではないと考えています。その対象疾患は、変性疾患や呼吸器疾患、中枢疾患など多岐にわたりますが、体幹の安定に関わる機能の再建により、それらの疾患群の姿勢や各動作に良好な変化が一様に生じることがその理由です。
共通する事象としては同部の表層筋に過活動が生じやすく、かつ深層筋が働きにくいことが挙げられます。表層筋と深層筋の活動のバランスを調整する実際法は種々存在しますが、レッドコードを用いて機能再建を行うことも効果的な方法の一つとして捉えています。
また、体幹の機能再建においては、胸郭の機能を重視したアプローチ(胸郭運動システムの再建)が有効であるとも考えています。
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この動画では、レッドコードを利用した胸郭運動システムの再建にクローズアップし、そのコンセプトを解説。体幹の機能再建に有効な実際法をデモンストレーションも交えながら紹介いたします。ここで紹介する方法を一つの治療戦略としてご活用いただければ幸いです。
※本映像は、2017年9月に行われたセミナーを収録したものです。
■講師:柿崎 藤泰(文京学院大学 保健医療技術学部理学療法学科 教授/医学博士/理学療法士)
胸郭には、体幹の安定に関与する筋が多く付着しており、肋骨の偏位によってそれらの筋が機能低下すると、 体幹は不安定になり、身体運動の調和が乱れます。 つまり、体幹機能を再建する上で、胸郭の機能評価は非常に重要であり、 呼吸器を運動器として捉えた理学療法の展開は、体幹機能の再建築に良好に作用するものと考えられます。
今回の研修会は、「胸郭運動システムの再建法」のコンセプトを深く知り、臨床応用することをテーマにしています。 �胸郭の運動を理解する、�胸郭を評価し、存在する病態を把握する、�胸郭からの介入で、 体幹、上肢、下肢に波及する動きを評価・治療する、ことができるように、デモンストレーションを中心に徹底講義します。
※この映像は、2016年11月に2日間に渡って開催したEMERGENCE CARE 910研修会を収録したものです。
■講師:柿崎 藤泰(文京学院大学 保健医療技術学部理学療法学科 教授/医学博士/理学療法士)
胸郭運動システムとは、体幹内にて胸郭から骨盤帯に運動を波及させ、体幹をコントロールする運動システムです。具体的には、肋骨に直接的、または間接的に関与する筋の活動より肋骨運動(主に回旋運動)が生じ、その力作用が胸椎のアライメントを変化させ腰椎および仙骨、寛骨の3平面に対する運動が決定されます。今回のセミナーでは胸郭運動の特徴、胸郭運動システムの概要について解説致します。
第1回の配信は、「胸郭運動システム」の概念に関して解説致します。
■講師:柿崎 藤泰(文京学院大学 保健医療技術学部理学療法学科 教授/医学博士/理学療法士)
胸郭には、体幹の安定に関与する筋が多く付着しており、肋骨の偏位によってそれらの筋が機能低下すると、体幹は不安定になり、身体運動の調和が乱れます。 つまり、体幹機能を再建する上で、胸郭の機能評価は非常に重要であり、呼吸器を運動器として捉えた理学療法の展開は、体幹機能の再建築に良好に作用するものと考えられます。
ここでは、胸郭運動の特徴や運動器官としての胸郭の捉え方、そして胸郭と身体運動の関連性について解説します。さらに、胸郭の運動機能の再建方法について、その評価の視点と介入方法を実技でご紹介します。
胸郭形状や肋骨運動の変化は小さく、見逃しやすいものですが、その変化を的確に捉え、胸郭を操作することで、体幹機能に大きな変化が生じます。胸郭についての知識を深め、アプローチの方法を学びたいという方に是非ご覧いただきたい内容です。
■実技・解説
柿崎 藤泰(文京学院大学 保健医療技術学部理学療法学科 教授/医学博士/理学療法士)
胸郭は単体では機能せず、他の分節と連携し、複合的に機能するシステムです。本講座ではBasic CourseとAdvanced Courseに分け、胸郭の運動システムの機能障害が起こるメカニズムや改善方法について、実技を交えながら詳しく解説します。
■Advanced Course二日目�
胸郭運動システムの再建法(下向性に反応を引き出す方法)�. 胸郭運動システムの再建
・胸郭運動システムの再建の糸口
・上位肋骨運動と頚椎運動の関係
・頚椎側方偏位の可動域と上位肋骨への運動連鎖の有無
・頚部に対する運動課題で生じる胸郭への運動連鎖を利用
・頭部の前後方向への移動と肩甲帯の動き
・小胸筋の機能背景
・頚部の回旋運動をイメージする
■講師:柿崎 藤泰(文京学院大学 保健医療技術学部理学療法学科 教授/医学博士/理学療法士)
胸郭運動システムとは、体幹内にて胸郭から骨盤帯に運動を波及させ、体幹をコントロールする運動システムです。具体的には、肋骨に直接的、または間接的に関与する筋の活動より肋骨運動(主に回旋運動)が生じ、その力作用が胸椎のアライメントを変化させ腰椎および仙骨、寛骨の3平面に対する運動が決定されます。今回のセミナーでは胸郭運動の特徴、胸郭運動システムの概要について解説致します。
第1回の配信は、「胸郭運動システム」の概念に関して解説致します。
■講師:柿崎 藤泰(文京学院大学 保健医療技術学部理学療法学科 教授/医学博士/理学療法士)
胸郭には、体幹の安定に関与する筋が多く付着しており、肋骨の偏位によってそれらの筋が機能低下すると、 体幹は不安定になり、身体運動の調和が乱れます。 つまり、体幹機能を再建する上で、胸郭の機能評価は非常に重要であり、 呼吸器を運動器として捉えた理学療法の展開は、体幹機能の再建築に良好に作用するものと考えられます。
今回の研修会は、「胸郭運動システムの再建法」のコンセプトを深く知り、臨床応用することをテーマにしています。 �胸郭の運動を理解する、�胸郭を評価し、存在する病態を把握する、�胸郭からの介入で、 体幹、上肢、下肢に波及する動きを評価・治療する、ことができるように、デモンストレーションを中心に徹底講義します。
※この映像は、2016年11月に2日間に渡って開催したEMERGENCE CARE 910研修会を収録したものです。
■講師:柿崎 藤泰(文京学院大学 保健医療技術学部理学療法学科 教授/医学博士/理学療法士)
☆人気セミナーが映像化!理論とデモンストレーションで学ぶ!
☆自重を免荷した環境で体幹の機能構築を行う方法を伝授!
☆肋骨配列の対称化によって身体機能を高め、個々に見合った日常生活動作の遂行を可能にする!
—柿崎先生より—
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臨床での経験を通じて、理学療法の対象となる疾患で問題となる機能障害は体幹部に集約されると言っても過言ではないと考えています。その対象疾患は、変性疾患や呼吸器疾患、中枢疾患など多岐にわたりますが、体幹の安定に関わる機能の再建により、それらの疾患群の姿勢や各動作に良好な変化が一様に生じることがその理由です。
共通する事象としては同部の表層筋に過活動が生じやすく、かつ深層筋が働きにくいことが挙げられます。表層筋と深層筋の活動のバランスを調整する実際法は種々存在しますが、レッドコードを用いて機能再建を行うことも効果的な方法の一つとして捉えています。
また、体幹の機能再建においては、胸郭の機能を重視したアプローチ(胸郭運動システムの再建)が有効であるとも考えています。
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この動画では、レッドコードを利用した胸郭運動システムの再建にクローズアップし、そのコンセプトを解説。体幹の機能再建に有効な実際法をデモンストレーションも交えながら紹介いたします。ここで紹介する方法を一つの治療戦略としてご活用いただければ幸いです。
※本映像は、2017年9月に行われたセミナーを収録したものです。
■講師:柿崎 藤泰(文京学院大学 保健医療技術学部理学療法学科 教授/医学博士/理学療法士)