帯活動とは、毎時間、授業の中で5~10分程度の活動を行い、英語を使うための総合的な力を身に付けるものです。帯活動で重要なのは、継続することです。毎日少しずつ積み重ねていくことで、生徒の力が伸びていきます。そのためには、生徒を飽きさせない様々な活動を行うことが重要になります。本作では、短時間で出来る数多くの帯活動実践例をご紹介します。<聞く・話す>、<読む・書く>といった英語の総合力を伸ばすための工夫された活動で、生徒が楽しみながら取り組める内容となっております。また、ポイントを理解すればアレンジして行うことも出来るため、活動のバリエーションはどんどん広がっていきます。
<大塚 謙二先生の帯活動帯>
注意して頂きたいことが2つあります。1つ目は、授業全体のバランスです。高めたい力は《聞く・話す・読む・書く・問題を解く》のどれでしょうか?知識の種類は語彙、文法、発音、文章表現(Q&A、それ以外の文)?このような種類の中で適切なものをバランスよく選択しなければなりません。
2つ目は、授業の流れの中での関連性です。独立した活動をただ並べるだけでは活動同士の高まりが見られません。しかし、ある一つの表現を身につけるために、いくつかの活動を関連させていくことで、生徒につけたい力や知識の深まりや定着が高まります。活動の目的を明確にすることが成功のコツです。