この作品は2017年8月に、東京で行われた「英語教育達人セミナー」の講演を収録したものです。
今回のセミナーは、未来の教育のショーケースという位置づけで開催された「未来の先生展2017」で行われたもので、7名の先生方が様々なトピックでその実践例と指導のコツについてワークショップ形式で講演しています。
このセミナーでは様々な考え方や実践例を紹介していますが、そこから気づいた情報を先生方なりにカスタマイズしていただき、自分なりの授業実践につなげてください。
今回は、高校での実践例として、生徒たちが楽しみながら 英語を使い、内容を中心に考えられることを目標とした取り組みである「Shiftを取り入れた、生徒に力がつく授業づくり」。そして、英語の4技能習得にとって効果的なICTの活用については、 「文字」「画像」「音声」「映像」をうまく組み合わせて生徒のやる気を促進するための工夫を紹介しています。
本作では、中学校、高校の実情、教材に落とし込んだISLA(教室内第二言語習得研究)に基づく英語指導テクニックを、ワークショップ形式で、体験しながら身につけていただきます。
具体的には次にあげる3Stepsで行っていきます。
①インプット中心の指導テクニックの習得法
②アウトプット中心の指導テクニックの習得法
③インタラクション中心の指導テクニックの習得法
また、ISLAを教室実践に具体的に応用する様々なタスクを体験するだけではなく、受講者自身がタスクを実際に作成します。シリーズを通して、「言語活動」と「文法指導」を効果的に結び付ける指導テクニックを身に付けてみませんか?
※この映像は2020年12月6日・12月20日・2021年 1月10日の3回にわたって行われましたオンラインセミナーを収録・編集したものです。
■解説:鈴木 渉(宮城教育大学教育学部英語教育講座准教授)
この作品は2017年8月に、東京で行われた「英語教育達人セミナー」の講演を収録したものです。
今回のセミナーは、未来の教育のショーケースという位置づけで開催された「未来の先生展2017」で行われたもので、7名の先生方が様々なトピックでその実践例と指導のコツについてワークショップ形式で講演しています。
このセミナーでは様々な考え方や実践例を紹介していますが、そこから気づいた情報を先生方なりにカスタマイズしていただき、自分なりの授業実践につなげてください。
本作では、今、注目されているアクティブラーニング&ジグソー法を紹介しています。中学3年生での実践例と教師学に基づいた指導の仕方について詳しく解説。そして、高校での長年の実践を通して確立されたジグソー法の指導ステップをご覧いただけます。中高生用に工夫されたジグソー法の素晴らしさと面白さを体験し、明日の教室を主体的、対話的、深い学びの場に変えていくための方法について紹介しています。
本作は、2017年6月に達セミ22周年記念セミナーとして東京で行われた「英語教育達人セミナー」の講座を収録したものです。
4技能を英語の授業の中に織り込んだ指導を行う上で、特に課題となる「話すこと」「書くこと」において発信能力を強化する言語活動を中心に取り上げています。小林先生のアクティブな指導と授業映像で紹介しています。
この動画は、2016年10月に名古屋で行われた「英語教育達人セミナー」での発表を収録したものです。溝畑保之先生(大阪府立鳳高等学校)が、ICEモデルとジグソー法を用いた普通高校でのコミュニケーション英語の授業実践例を取り上げており、アクティブ・ラーニング型の学習活動となっています。
いずれの実践例でもアクティブ・ラーニングが取り入れられており、このことで生徒の学びの幅が広がり、21世紀の知識基盤型社会に対応する能力が育まれていくことになります。
この動画は、2016年10月に名古屋で行われた「英語教育達人セミナー」での発表を収録したものです。
ICTを活用した授業実践で定評のある渡部正実先生(岐阜県立加茂高等学校)が、Communication English ⅠでのICTを用いた授業の進め方と、ICT機器で使用する教材(素材)づくりのヒントについて取り上げています。
本講座は2018年3月3日と4日に東京で行われた達人セミナーの模様を収録したものです。
第一講座は瀧沢広人先生になります。前半はアクテイブ・ラーニングの授業づくりについて解説します。後半は中学生が英単語を覚えやすくするためのコツや、教材の作成についてお話しします。
本講座は2018年3月3日と4日に東京で行われた達人セミナーの模様を収録したものです。
第二講座は、広島県 福山市立福山中・高等学校の上山晋平先生です。常に変化し続ける教育、時代に対応できる資質・能力の育成を目指すために対話的で深い学びを実現する単元の組み立て方についてお話しします。
本講座は2018年新春に東京で行われた達人セミナーの模様を収録したものです。
第七講座は大阪府立鳳高校・溝畑保之先生です。これからの英語授業必要な、生徒に基礎力のほかに思考力と実践力の育成を重視したアクティビティを行います。
この作品は、2016年11月に広島県福山市で行われた「英語教育達人セミナー」での講座を収録したものです。
前半では、各種セミナーでの講演や書籍の出版など精力的な活動をされている上山晋平先生が、アクティブ・ラーニング(以下AL)の背景や目的と、ALの視点からの授業改善例を紹介しています。
ALについては昨今様々なことが話題となっていますが、大切なことは、なぜそれをするのかを理解した上で活動をすることです。何か新しい活動をしなければならないということではなく、今行われている授業をどうすればAL型になるか(どうすれば生徒にALが起こる授業になるか)、あまり準備をかけることなく、今の授業を工夫して、生徒の力をつける持続可能な授業をするためにはどうすればよいか、そのための工夫やコツについて考えていきます。
アクティブ・ラーニング(以下A.L.)の中でも、最も質の高い学びをもたらすのが「協同(協働)学習」です。次期学習指導要領では、教師主導による講義型の授業スタイルから、学習者同士が協同しながら主体的に深い学びを行うA.L.の視点を取り入れた授業スタイルへと転換する方針が打ち出されています。
英語科ではペアやグループを取り入れた授業も見られるものの、伝統的な講義スタイルに慣れ親しんだ教師にとって、A.L.への転換は容易ではありません。形のみ真似て、結果的に授業の質を低下させることも懸念されます。「学習者同士が関わり合い、高め合う必然性」をいかに組み込むかということが重要となるのです。
本作では、各地で先駆的に協同授業を取り入れている中・高の先生方の実践例を紹介。あまり過度の準備を必要とせずに実践可能な学習活動や授業展開をメインに取り上げました。
今回は「協働学習のある英語授業をめざして」をテーマにして、ワークショップでは、広島市立井口中学校の胡子美由紀先生が、「生徒が互いに磨き合う学習環境の構築」について、 また、岡山県立岡山一宮高等学校の目崎浩子先生が、「高等学校での協働学習の実際」について紹介していただきました。参加者が生徒となって学習過程を体験しながら学ぶ形式で進められ、ペアワークやグループワークが、生徒の学びを促進し、助け合う心を育むことを実感することができました。
また、国際教養大学の内田浩樹教授が、大学院の学生やセミナー参加者と共にワークショップで紹介された活動を英語教育理論の観点から分析する公開レクチャーを実施しました。理論に照らし合わせてその効果を理解していることが、よい実践を生み出す条件となります。
全国から集まった参加者からは、「自分の授業に自分で限界を作ってしまっていた。生徒の可能性を信じて生徒を伸ばす授業に取り組みたい」などの声が聞かれました。 お二人の先生方の授業実践例と英語教育理論的にその効果を理解することで、明日からの英語授業のための大きなヒントが得られることでしょう。
「 コミュニケーション力と英語活用力を育成する指導 」
「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」で、世界で活躍できる人材の育成を目指し、小学校における英語教育の拡充強化、中学校・高等学校における英語教育の高度化などを通して生徒の英語力向上を目ざす取り組みが示されました。
しかし、英語教師が忘れてはならないのは、英語を媒体として人を育てるという視点です。豊かな人間性をもち社会に貢献できる人、そして自分のことを大事にできる人を育てることが英語教育の究極の目的だと思います。
本講座では、生徒が英語ということばに興味をもち、仲間と学びを深めていく中で他者とかかわり合う力を鍛え、ひとりの人間として豊かに成長していくことをめざした日々の実践を4技能統合型言語活動と協働学習を軸にして紹介します。
■ 胡子美由紀先生の紹介
この学級の生徒はこれまで、既習事項や言語材料を活用し、スキット、チャット、プリペアドスピーチ、リテリングや簡易ディベートなど、意見や思いを自分自身の言葉で表現する言語活動を行い、既習表現に留まらない言語運用力を身につけています。しかし、筋道を立てて構成を考え、わかりやすく明確に表現していくことには課題が残っています。
今回の授業では、前半に4技能をバランスよく習得できるように配置した帯活動を行い、後半の言語活動の際に発話し易い雰囲気づくりと発話を自動化するベースづくりを行います。生徒同士、教材、活動内容がつながるように、場面に応じて適切な学習形態を活用し、他者と関わり合う力をつけていきます。
後半では、ここまでの学習内容とマララさんのスピーチから感じたことをもとにディスカッションに挑戦です!教材との出会いや人との関わりの中で生徒たちの視野を広げ、これからを生き抜く力の育成を目ざしています。
自分が感じたことを述べることは、生徒同士をつなぎ、真の意味でのコミュニケーションを図ることになります。自分の意見だけを押し通したり、各自の主張をしたりして終わるのではなく、自分と他者の考えの違いに気づき、その場にいる人の多様な価値観を認めながら意見や立場の違いを調整し、自分自身の考えを見直すと共に自他の考えを統合し新しい考えを構築する力をつけさせていくことがねらいとなっています。
この学級の生徒は、2年生までに既習の言語材料や内容を活用し、スキット、チャット、プリペアドスピーチ、リテリングや簡易ディベートなど、自分の意見や思いを自分自身の言葉を通し即興で表現する言語活動を経験しています。それにより、既習表現だけに留まらない言語運用力を身につけています。
今回は、帯活動の中で、語彙・音声を含めた4技能を総合的に習得し、かつ生徒同士をつなぐ活動を組み込み、メイン活動での発話がしやすい雰囲気づくりと英語の発話を自動化するベースづくりを行っていきます。
メイン活動においては、「有名人にインタビュー」というテーマでスキットパフォーマンスの発表を行います。スキットの中で、伝えたいメッセージを盛り込み登場人物を通して伝えることで、役に入り込ませ、リアリティのあるスキットにしていきます。
生徒達はこれまで、聞いたことについてすぐ答えたり、与えられたトピックについて即興で話したりする発話の流暢さを培うことに主眼をおいた取り組みを進めています。今回はそれに加え、事前に作ったものを自分のものにして場面に応じて正しく発話し、パフォーマンスにより表現する中で正確さと適切さを培うことも目標にしています。
また、このような帯活動やメインの言語活動の中で、ペアやグループで支え合い高め合いながら英語力をつけ、かつ他者とかかわり合う力、すなわちコミュニケーション力も育んでいくことをねらいとしています。
この単元では、星新一「新発明の枕」の英語版を読み物教材として取り扱います。読み応えのある量の英文にふれ英語を読むことへの自信をつけ、さらにアウトプットとして既習の表現を駆使しながら内容について感想を述べ意見交流をするなどの活動を通し、生徒の思考力・判断力・表現力・発信力を培うことをねらいとしています。
今回の公開授業は、Warm up activity(帯学習)から、Review、Activityという流れとなっていますが、この授業の中で、生徒たちがペアやグループ活動の際にも支え合い学び合う様子が見られます。
アウトプット活動としては英語力の向上を目ざしたリテリングを行います。「英語で言いたいけど言えない」などの状況に追い込むことで、生徒たちのインプットへの注意や意識を高め、表現や言語的な情報をより積極的に活用しようという態度を育んでいきます。
4技能を有機的に関連づけながら総合的に活用することを通し、「分かっている・知っている」知識レベルの状態から「できる・使える」行動レベルの状態へと導く指導を、ぜひご覧ください。
帯活動とは、毎時間、授業の中で5~10分程度の活動を行い、英語を使うための総合的な力を身に付けるものです。帯活動で重要なのは、継続することです。毎日少しずつ積み重ねていくことで、生徒の力が伸びていきます。そのためには、生徒を飽きさせない様々な活動を行うことが重要になります。本作では、短時間で出来る数多くの帯活動実践例をご紹介します。<聞く・話す>、<読む・書く>といった英語の総合力を伸ばすための工夫された活動で、生徒が楽しみながら取り組める内容となっております。また、ポイントを理解すればアレンジして行うことも出来るため、活動のバリエーションはどんどん広がっていきます。
<胡子 美由紀先生の帯活動帯>
帯活動では、授業後半の「ジャンプ」の活動(4技能を統合的に活用し英語の自動化を促す活動)を有機的に行うために必要な基礎的な力と、それらを活用した思考力・表現力を育みます。input, intake, outputを継続して帯活動の中に取り入れることで、英語を使う下地を築き英語を使う体力をつけます。また、帯活動での繰り返しにより活動量の確保ができ、生徒の負荷を減らし授業と授業ののりしろとなるような横の繋がりも生み出すと共に、ペアやグループの活用により、コミュニケーションを図る人間関係の素地作りも行うことができます。
アクティブラーニングを題材に授業方法を紹介。
帯学習や帯活動を使った、日々の授業でなにができるか。アクティブラーニングにおける教師の役割についてなどのお話ししていただいています。
「思考を活性化させる学び」をテーマに、様々な取り組みについての内容になります。
■坂本南美 (岡山理科大学教育学部)
アクティブラーニングを題材に授業方法を紹介。生徒の自主性を引き出すアクティブラーニング型の授業になります。
小さなグループで何回も繰り返し、発表練習を積むことや自ら考えたロボットの説明など、生徒が自然に声を出せるような授業構成について考えていきます。
■園元恭子(鹿児島純心女子中学校/親業・教師学インストラクター)
1月4日~6日に行われました2019年一発目の達人セミナーです。
『楽しく英語を学んで欲しい!』と強く願う先生方による、工夫いっぱいの授業をご紹介いたします。楽しい教材により生徒の集中力をアップするだけでなく、授業効率の向上にも繋がります。また、生徒の発言の場を増やすことで、自然と英語力が身につきます。楽しくかつ英語が好きになる授業の開幕です!
『経験→省察→概念化→実践』の経験学習サイクルを元に授業の組み立て方を解説いたします。英語が苦手な生徒も主体的に楽しく取り組めるような工夫が盛りだくさんです。
■溝畑保之(大阪府・立鳳高等学校)
1月4日~6日に行われました2019年一発目の達人セミナーです。
『楽しく英語を学んで欲しい!』と強く願う先生方による、工夫いっぱいの授業をご紹介いたします。楽しい教材により生徒の集中力をアップするだけでなく、授業効率の向上にも繋がります。また、生徒の発言の場を増やすことで、自然と英語力が身につきます。楽しくかつ英語が好きになる授業の開幕です!
身近なところで一人一人が、そして沢山の人が少しずつ自分の出来ることを増やしていく『50センチ改革』をテーマとし、その為にはどんな力が必要なのか、その力を子供たちにどのように伝えていくのかをお話しいたします。
■溝畑保之(大阪府・立鳳高等学校)
アクティブラーニングを題材に授業方法を紹介。
アクティブラーニング型の授業に大切な生徒との信頼を築くためのコミュニケーション方法のお話になります。生徒との普段の接し方が授業成功へのカギになります。生徒達との正しい距離感で接することや保護者への対応を間違えないための心構えとなる内容です。
■園元恭子 (鹿児島純心女子中学校 / 親業・教師学インストラクター)