災害や事故を経験した子どもたち 養護教諭ができる心のケア・サポートは?
災害や事故に遭遇すると、直後から強い不安や恐怖を抱くことがあります。またその後、緊張していた気持ちが『フッ』とゆるんだ頃にPTSD(心的外傷後ストレス障害)やうつなどの心理的影響が出てくることもあります。
さらに一年以上経った後に突然反応が現れることさえあります。それはおとなも子どもも同じです。
被災した子どもの反応には、現れ方や時期に個人差があります。このため「注意が必要。
いつもと違う言動を見逃さないでほしい」と訴えられるのは、東日本大震災や熊本地震で災害派遣精神医療チームの一員として被災地に入られ、現在も災害後のメンタルヘルスや支援方法についての講演などを続けていらっしゃる池田美樹先生です。
スクールカウンセラーとしてのご経験もある池田先生に、災害や事故にあった子どもたちの心の変化や、養護教諭としてできるケア、また支援につなげる取り組みなどについてのお話をしていただきます。
■講師:池田 美樹(桜美林大学リベラルアーツ学群 准教授)